アロマテラピーで便秘を改善させる効果的な方法を紹介します
アロマテラピーとは
アロマテラピーという言葉は良く聞かれるかもしれませんね。
また実際に使われた事がある方もいらっしゃるかと思います。
アロマテラピーは植物から抽出されたエッセンシャルオイルと呼ばれる精油を使っていろいろな症状を緩和させる自然療法です。
この精油は香りを使うだけでなく切り傷やすり傷にも使うこともありますし、他にも湿布や入浴剤として使ったりします。
免疫力を上げてくれるものもあるので、医療の現場で使われることもあるようです。
正しい使い方をすることで心身のストレスをリフレッシュする効果があると考えられています。
アロマテラピーのやり方
マッサージ(トリートメント)
精油に植物油を混ぜて薄くしたものを用いますが、濃度は1パーセント以下にします。
10mlの植物油に対して精油は2滴(0.1ml)以下ですが、初めての方やお年寄りはもっと薄くしてください。
スポイドを使って量を確認するとよいでしょう。
これをよく混ぜてお腹に塗り、おへそを中心に時計まわりに「の」の字を書くようにゆっくりと5~10分位マッサージします。
この時にすべりが悪くなったら植物油を足してください。
アロマバス(半身浴)
38°位の少しぬるめのお湯をはったバスタブに3滴の精油をたらして、よくかき混ぜてから入浴しますが、アロマの香りを楽しみながらリラックスしましょう。
精油を入れすぎますと肌への刺激が強すぎることがありますので、少しずつ入れるようにしてください。
フェンネルやジンジャーは刺激が強いかもしれませんので気を付けましょう。
入浴するときには大きく深呼吸をしながら湯気に含まれた成分を吸い込み、ゆっくりと浸かることで体と心が休まります。
それには、のぼせたり体に負担をかけることが少ない半身浴がおすすめです。
入浴の時はお湯の温度は38°~40°で、お湯の量はおへそまでとして、両腕をお湯の中にいれません。
浴室が寒い時は上半身にタオルなどをかけると良いでしょう。
半身浴でも体を温めることができますが、そのあと冷やさないようにしてください。
芳香浴
アロマランプという電気で香りを広げるものや、火を使って香りを広げるアロマポットと呼ばれる芳香器をつかった芳香浴があります。
受け皿に水を入れて精油を数滴いれますが、量は1滴ずつ入れて香りの強さを加減してください。
芳香器を使わなくてもマグカップでも簡単にできます。
マグカップにお湯をいれて、そこに精油を数滴たらして湯気と香りを吸い込みます。
そのほかにもティッシュペーパーやハンカチに精油を1~2滴浸み込ませて香りを嗅ぐ方法もあります。
いずれも香りはちょうど良い強さに加減してください。
便秘に効果的な香りを選ぶ
香りはなんでもよいわけではありません。
便秘の改善に効果的と言われる香りを選んで使いましょう。
フェンネル
便秘の改善、鎮痛作用、食欲増進作用、解毒作用、浄化作用
ローズオットー
便秘の改善、止血作用、消炎作用、強壮作用、解熱作用
ジンジャー
便秘や下痢の改善、強心作用、抗うつ作用、強壮作用、発汗作用
レモン
便秘の改善、抗菌作用、止血作用、強心作用、消化促進、解熱作用
マジョラムスイート
便秘の改善、鎮痛作用、利尿作用、抗菌作用、血行促進
ローズマリー
便秘の改善、消化促進、強壮作用、鎮痛作用、利尿作用
使用するときの注意点
精油の原液はとても濃いものですからそのまま肌につけてはいけません。
必ず安全な濃さに薄めて使用し、もし肌についたらしっかりと洗い流してください。
小さいお子様や妊婦さんは特に注意が必要です。
また使っている途中で不快に感じたりしたらすぐに中止することです。
アロマテラピーはゆったりした姿勢で椅子に座ったり、横になったりして体の力を抜いてリラックスして行うことが大切です。
また部屋の雰囲気にもちょっと気を遣って、少し暗くしたり静かな環境でリラックスできれば効果的です。
ですがアロマテラピーだけで便秘が解消されるわけではありませんので頼りすぎることなく、日常の生活でも気を付けることを忘れないようにしましょう。