暴飲暴食は便秘の原因!ちょっと気を付けたい腹八分目のススメ
食事の時にお腹いっぱいたべるのはNG
あなたも「過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如(ごと)し」ということわざをご存じかと思います。
何事も度が過ぎるとどんなに良いことでも、足りないのと同じように良くないという意味ですが、食事についても同じことが言えます。
私たちが食事をするときに食べ過ぎると必ず体に無理がかかるのです。
それは肥満につながり体の動きが悪くなるだけでなく、関節や骨に負担が掛かり腰痛、膝痛などの原因にもなります。
そればかりか高血圧や糖尿病といった生活習慣病になる可能性が高くなります。
これらは食べ過ぎの状態が続いた時の結果として考えられますが、あなたも食べ過ぎて苦しい思いをした経験はないでしょうか?
この苦しさはたくさんの食べ物を消化する胃や腸に、とても大きな負担が掛かっている証拠と言えます。
食べ過ぎが便秘の原因になる?
食べ過ぎで胃に負担がかかった状態になると消化不良のまま腸まで届くことになります。
すると腸の中で悪玉菌がタンパク質をエサとしてどんどん増えてしまいます。
これによってバランスがくずれて腸内環境が悪化して便秘につながるというわけです。
また、食べ過ぎることで消化活動が優先されるので、排便の能力が落ちるとされています。
つまり食べたものを消化している一方で、排便を促すことはできないからです。
これはお酒などのアルコールも例外ではありません。
食べ過ぎや飲みすぎは便秘だけではなく、時には下痢の症状となってあらわれます。
食事の量が多いと水分調整ができていない柔らかい便までが出てしまうのです。
腹八分目が快便の秘訣
私たちの食事が便秘の原因になっているのなら、それを改善してあげることが大切です。
普通、食事のときはお腹が空いているものですが、あまりお腹が空いていない場合もありますよね。
こんな時は無理に1食分食べる必要はないので減らしてもいいと思います。
お腹が空いていないのに食べるのは、栄養を必要としない状態の体に無理やり詰め込んでいることになります。
常に一定量を食べるのではなく量を加減することも重要ですし、1日の食事の量を見直しましょう。
無理な食事は体にも便秘にも悪い影響を与えます。
ですから食事をする時は腹八分目を心がけて食べ過ぎないようにしましょう。
このことは食生活の基本ですので胃腸に負担をかけない優しい食事を心がけてください。
ちょっと注意したい食べ方と食べ物
今の食品はとても栄養価の高いものとなっており、インスタントやレトルト食品もとても豊富に揃って便利になっています。
そしていつでも、どこでも、何でも好きなものを食べられる時代になりました。
大変便利になった反面ちょっと気をゆるめるとダラダラとした不規則な食習慣につながりかねません。
適量を食べることも大切ですが食べ方や食べ物にも気を付けたいものです。
甘いものばかり食べる、油っこいものものばかり食べる、ファーストフードの毎日、野菜をほとんど食べない等思い当たる点はありませんか?
あなたの身近には便秘に良い食べ物があるはずですし食物繊維だって摂れるはずです。
腹八文目ってなかなか難しくてちょっとしたコツが必要ですが、これさえ出来れは大丈夫です。
作る料理の量を減らす
これが最も効果的です。
なぜならお腹いっぱいにたべてしまう方は料理が残っていると、つい「もう一口だけ」なんて食べてしまいがちです。
これを無くすには絶対量を減らすことです。
量が減った食事を続けることで、あなたの体にとってこの量が標準となるのです。
標準をつくることは自分にとっての適量を知り、食べ過ぎを防止できます。
外食の場合には注文のし過ぎに注意したり小盛にする、お店で買うときも買い過ぎには気を付けるようにすることです。
汁物から先にいただく
汁物などの飲み物はお腹にたまり易いので、まずはこちらから先にいただきます。
これだけでお腹をいっぱいにすることはいけませんが、こまめに汁物を飲んで水分を摂るとよいでしょう。
ですがお酒については注意しなければなりません。
それはアルコールが入ると食を増進させる効果があるので、ついつい食べ過ぎてしまうことがあるのです。
食前酒は美味しいのですが控えておきましょうね。
よく噛んで食べる
噛むことはとても大切です。
よく噛まずに食べている方は食べるのが早かったりしますので、満腹感が得られる前に食べ過ぎているのです。
ゆっくりとよく噛んで食べることで、時間と共に満腹感が得られます。
1口30回を目安にして食事をしてみてください。
最初は慣れないので数えながらになるかもしれませんが、慣れてしまえば普通にできますよ。
私はだいぶ慣れたのですが、時々よく噛まずに飲み込んでしまうことがあるので気を付けています。
ゆっくりと食べることで胃腸にも優しく、便秘改善とダイエット効果も期待できるのではないでしょうか。
まとめ
私たちにとって食べることはとても重要なことです。
でも好きなものを好きなだけ食べるのが良い食事とは決して言えません。
そんなことをしていたら健康な体を保てなくなり、とても残念な人生となってしまいます。
そうならない為にも偏った食事をしないようにバランスのとれた食生活を心がけることがとても重要です。