便秘解消にコーヒーが効くなんでウソ!?噂と真実
コーヒーが便秘に効くって本当?
コーヒーって便秘にいいのでしょうか。
実際のところよくわかりませんよね。
コーヒーと言えばカフェインですが、いろいろな効果がうたわれています。
ですが便秘で困っているあなたにとってどうでしょうか。
カフェインの効果
よく言われるのがカフェインですが、この効果って本当のところはどうなのか知りたくないですか?
カフェインが良いと言われる理由は腸を刺激してくれるからです。
日ごろよくの飲まれているお茶にもカフェインが含まれることはご存知だと思います。
刺激された腸はぜん動運動が活発になるので排便を促してくれるとされます。
ですがこれには条件があって過敏性腸症候群というけいれん性の便秘の場合にはカフェインを控えた方がいいでしょう。
反対に弛緩性便秘の場合には腸が刺激されるのでカフェインは効果的と言えそうですが、摂り過ぎると利尿作用で腸に必要な水分を排出してしまうために逆効果になる場合もあります。
ではカフェインは本当に便秘に効果があるのかという事になりますが、個人差があり誰でも効果があるとは言えません。
ご自分の便秘の種類を知っておく事も必要です。
カフェインの副作用
カフェインの摂り過ぎは副作用が出ることがあり、中毒症状としてあらわれます。
依存症になると飲まずにはいられなくなり、ついついコーヒーの量が増えてしまう事があります。
これを防ぐためには日頃から飲む量や飲み方に注意しましょう。
急性中毒
中毒症状として吐き気、嘔吐、めまい、胃や胸が痛くなる、血圧が上がる等があり、さらに重くなると呼吸が困難になる、歩行が困難になる、幻覚や幻聴といった症状が出ることがあります。
慢性中毒
慢性の中毒では良く眠れない、トイレが近くなる、脈が速くなる、動悸や息切れがする、胃や腸の調子が悪い、気持ちがたかぶったり落ち着きがないなどの症状があわられます。
コーヒーを飲む量は1日どれくらい?
カフェインの摂取量の上限が1日400mgとされていて、含有量がコーヒー100mlあたり60mg~80mgとするとコーヒーカップで3杯~4杯ほどになります。
飲み時は必ず数回にわけて、1回に1杯程度にしておきましょう。
これはカフェインの分解が追い付かなくなり、急性中毒になるのを防ぐためです。
またこの量をしばらく飲んでも効果が出ないときは、あなたには合っていないと考える方がよいかもしれませんね。
もちろん効果がでればそれに越したことはありませんが、それがずっと続くかと言えばそうはいきません。
最初は効果が出ていても摂り続けるとだんだん薄れてきますが、これは私たちの体に耐性ができてくるためです。
これはちょうど便秘の改善に下剤を飲み続けた場合も同じ状態になることがあります。
ですから毎日飲んでいる方には効果がでない場合も考えらます。
かといってカフェインの摂取量を増やすことは危険ですのでしないように注意してください。
まとめ
コーヒーの飲み過ぎは良くありませんから適量を楽しみましょう。
これはコーヒーに限ったことではありません。
いくらカフェインに便秘改善効果が期待できるといっても過剰な摂取はいけませんし、せっかくの香りや味を楽しめないような飲み方はもったいないです。
やはり「食べる」、「飲む」の基本はバランスが良いことが基本で欠かせません。
ですから偏った飲食にならないためにも身近な食べ物を見直すようにして、普段から気を付けていたいですね。