便秘が解消することでダイエット効果が期待できる理由とは何か?
便秘とダイエットの関係
まずは便秘とダイエットの関わりとは何かを考えてみましょう。
確かに便秘で腸に溜まった便を出すことでその分は軽くなりますので、減量には成功したと言えなくはありません。
でも体脂肪の多い方であれば脂肪を減らすことが必要ですし目的ですよね。
体脂肪が減らない限りは本当に痩せたとは言えないのではないでしょうか?
では便秘が解消してもダイエットには関係ないかと言いますと答えは” NO ”です。
つまり関係があるということです。
ということは便秘解消=ダイエットという式は間違いとも言い切れません。
便秘とダイエットの間には切っても切れない関係があるのです。
便秘で太る原因とは?
エネルギーの代謝が落ちる
便秘になると太る理由の一つに、一日のエネルギーの代謝が悪くなることがあげられます。
これは代謝が悪くなることによりカロリー消費が少なくなると余ったエネルギーが脂肪に変わってしまうためです。
ですから食事の量がいつもと同じですと、いつの間にか太ってしまうことになります。
便の滞留時間が長い
便秘によって便の滞留時間が長くなると脂肪が吸収されやすくなります。
つまり本来なら排出されてしまうはずが、便が滞留している時間が長いことで脂肪が余分に吸収されてしまうのです。
腸から吸収された余分な脂肪はエネルギーとして燃焼されずに体脂肪として蓄えられます。
特に便が出ない日が何日の続いていたり、宿便が溜まっていたりすると良くありません。
代謝を上げて改善する
ストレスを解消する
あなたはストレスが溜まっていませんか?
また毎日の生活のリズムが乱れていませんか?
ストレスは代謝と深くかかわっています。
私たちの体は、ストレスが溜まるとコルチゾールというホルモンのバランスが崩れ、エネルギーの代謝が低下します。
すると余分なエネルギーが脂肪となって、蓄積されていくのです。
また、このホルモンが多すぎると動脈硬化、糖尿病などの原因になります。
ですからストレスを解消して代謝の低下と便秘を防ぐようにしましょう。
食生活を見直す
タンパク質(アミノ酸)を摂る
カロリー消費は筋肉の量が減るとそれに合わせて減ってしまいますので、筋肉を落とさないように適量のタンパク質の補給が必要です。
このタンパク質はアミノ酸として吸収されるので脂肪を燃焼する働きがあります。
タンパク質を多く含んだ食品は肉や魚、大豆や卵に多く含まれています。
肉類・・・牛肉(もも肉、ひれ肉)、鶏肉(ささみ、むね肉)、クジラ肉など
魚類・・・いわし、アジ、マグロ、かつお、しらす、たい、ウナギなど
その他・・・するめ、干しエビ、焼き海苔、チーズ、ピーナッツ、ゴマなど
ビタミンB群の摂取
ビタミンB1、B2、B6を摂ることで糖質や脂質、タンパク質の代謝が活発になります。
ビタミンB1
動物性食品・・・豚肉(もも肉、ひれ肉)、うなぎ、たらこ、ハムなど
植物性食品・・・とうがらし、グリーンピース、大豆、あずき、まいたけ、ごまなど
ビタミンB2
動物性食品・・・レバー(牛、豚、鶏)、卵、うなぎ、イクラ、チーズなど
植物性食品・・・納豆、まいたけ、モロヘイヤ、アーモンド、干ししいたけなど
ビタミンB6
動物性食品・・・レバー(牛、豚、鶏)、まぐろ、イワシ、さんまなど
植物性食品・・・にんにく、トウガラシ、ごま、ピスタチオなど
体温を上げる
体温を上げることで代謝が活発になります。
運動をしたり、食生活で工夫をしたりして毎日の生活を見直すことで改善できます。
体温を上げることは便秘とダイエットの両方に効果のある方法と言えます。
特に冷え性の方にはおススメしたいです。