便秘になるとげっぷが出る?本当の原因を知って改善しましょう

げっぷが出るのはなぜ?

d1d6a3e13d9ed582c352774a145ba0dd_sご飯を食べたあとにげっぷが出ますよね。

他にもビールやソーダなどの炭酸飲料を飲んだときもよく出ます。

これは胃の中にある空気やガスが食道を通って出てくるからですが、その原因はいくつか考えられます。

 

空気を一緒に飲み込んでいる

私たちが何かを食べたり飲んだりした時には空気も一緒に飲み込んでいるんです。

ですがこの時に飲み込む空気の量が多い方もいます。

呑気症(どんきしょう)とか空気嚥下症(くうきえんげしょう)と言われている症状です。

この場合にはげっぷだけでなく、オナラの原因となることもあります。

また膨満感(ぼうまんかん)といってお腹が膨らんで張ったように感じられるという症状があらわれます。

げっぷが出るときに食べたものが食道に逆流すると、逆流性食道炎を起こすことがあります。

胃酸過多症になっている

胃酸が普通の状態よりもたくさん分泌されてしまう症状です。

胃酸は胃液に含まれている消化液で、とても強い酸性を示します。

普通は何かを食べたときに分泌されるのですが、胃酸過多症になると胃の中に消化するものがなくても胃酸が分泌されてしまいます。

すると胃もたれや胃痛、胸やけの症状があらわれ、げっぷがたくさん出るようになったり吐き気が起きることもあります。

原因はストレスによって自律神経のバランスが乱れたり、カフェインアルコールが与える影響、ガストリンというホルモンの一つの分泌量が多くなることによるものです。

その他の病気の可能性がある

他に何かの病気にかかっている可能性があります。

考えられる病気としては胃下垂、慢性胃炎や胃かいよう、十二指腸かいよう、胃がんなどです。

酸っぱいげっぷが出る場合には逆流性食道炎や非びらん性胃食道逆流症になっていることも考えられます。

胃もたれやげっぷなどの症状が続いていて、検査をおこなっても異常が見つからない場合は機能性ディスペプシアの可能性もあります。

げっぷだけでなく腹痛や胸やけといった他の症状が一緒にあらわれるときは注意が必要なこともあるのです。

便秘になるとげっぷが出る?

27d9dbb468f90e89fbf0e3f9e217d94b_sでは便秘とげっぷは関係があるのでしょうか?

便秘のときは腸にはガスや便が溜まった状態にありますが、このガスが逆流しているわけではありません。

ですがこの状態の時に胃液が食道に逆流する逆流性食道炎になることがあります。

するとげっぷが出やすくなったり吐き気の症状が出ることもあるのです。

その他にも胸焼けや胸の痛み、せきが出る、口臭などの症状があらわれたりします。

さらに症状が重くなると狭窄(きょうさく)といって食道が狭くなり食べ物が通りにくくなったり、食道からの出血やガンにかかる可能性が出てきます。

ですから日頃から便秘にならないように注意したり、便秘を改善しておくことはとても大切です。

 

げっぷの改善方法

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ストレスを軽減する

げっぷを減らしてあげるのにストレスを解消してあげることはとても大切です。

ストレスによる自律神経の乱れは呑気症を引き起こすことにつながるばかりでなく、便秘の原因の一つになっています。

睡眠時間を十分にとることでストレスを軽減できますので、できるだけゆっくり休むようにしてください。

特に普段から睡眠不足ぎみの方は、たとえ少しでも長目に睡眠時間がとれるようにしましょう。

運動もストレス解消には効果的ですので、無理をしない程度に適度におこなうことです。

食事に気をつける

食べる物は香辛料などあまり刺激の強いものは控えるようにしてください。

お酒やコーヒーなども飲みすぎない方が良いでしょう。

飲みすぎは睡眠不足にもつながりますからね。

そして食事のときはしっかり噛んでゆっくり食べることで、飲み込む空気を減らすことができますので、時間にゆとりをもっておくようにしたいものです。

薬による改善

逆流性食道炎などの病気の場合には病院での治療が必要になります。

胃液の分泌を抑える薬や胃酸を中和する薬、食道の動きをよくする薬などを飲んで治療をします

症状の程度によっては手術がおこなわれることもあります。

もし手術となりますと入院をしなければなりませんので大変です。

ですから早期の発見と対応がとでも重要になりますので、体の異常を感じたら病院で検査をしてもらってください。

また普段から生活習慣の乱れを正すように気を付けたいですね。

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