便秘と偏頭痛が同時に起きるのはなぜ？原因と効果的な解決方法を紹介

そもそも偏頭痛って何？

偏頭痛（片頭痛）は痛み方に特徴があります。

それはこめかみの辺りが「ズキズキ」と脈打つように痛み、その痛みは両側だったり片側だったりするのです。

痛みは数時間続いたり、間隔をおいて感じたりする状態が、1週間～1か月に1回～2回ほど現れます。

これが慢性になると1か月に10日以上も頭痛が起こることがあります。

また頭痛が起きる前に前兆がある人が20％～30％いると言われています。

どんな前兆かといいますと、閃輝暗点（せんきあんてん）と呼ばれのるもので、チカチカと光る点が見える、ぼやけるといった症状があります。

そのほかにもイライラしたりあくびがでる、さらには感覚が鈍くなる、うまく言葉が出てこないといったことも起きてきます。

頭痛の程度は人によってはとても重く、仕事や勉強などをしていられる状況でなくなり、吐き気や嘔吐を伴ったりします。

この時に動くこともままならなくて、起きていられずに寝込んでしまう方もいるくらいです。

 

便秘と偏頭痛が同時に起きる理由

なぜ便秘になったときに偏頭痛が起きるのでしょうか。

その原因として考えられるのものに自律神経とホルモンバランスの乱れがあります。

偏頭痛が起きるのは三叉神経（さんさしんけい）という顔の周りの感覚を感じる神経が刺激されることで、脳にある血管を広げるのが原因とされています。

また神経伝達物質のセロトニンが血管を過度に広げて炎症を起こしたり、神経を刺激して偏頭痛が起きるとも言われています。

これは精神的ストレスや肉体的ストレスによって交感神経が強く働いている状態から解放されたとき、反対に副交感神経が強く働くことによるものと考えられています。

つまり自律神経のバランスが崩れて異常に偏った働きが、発症の引き金になっていると言えます。

このコントロールを失った状態では腸への悪影響も十分にあり得ることですので、便秘になってもおかしくありません。

効果的な改善方法とは

毎日の生活を見直す

自律神経の乱れが原因であれば、正常に整えてあげることで改善ができます。

ではどうしたら良いかとなりますが、まずは基本的なことを正すのが大切です。

今の生活に乱れがないかチェックしましょう。

• 偏った食生活になっていないか？
• 適度な運動を続けているか？
• 十分な睡眠をとっているか？

もしも不足しているものがあれば補ってあげてください。

食事、運動、睡眠の3っは自律神経を整えるためにも便秘を改善するためにも必要な基本です。

食事のバランスに気をつける

発酵食品や食物繊維を含んだバランスの良い食事を摂るほかにビタミンA・B1、鉄分・亜鉛・マグネシウム・カルシウムといったミネラル類も補給しましょう。

レバー、納豆などの大豆製品、ひじき・昆布などの海藻類、貝類を食べると効果的です。

運動を楽しんでおこなう

ウォーキング、軽いジョギング、水泳、自転車に乗ったりすることは、内蔵の働きが活発になり血行も良くなります。

あなたのペースでかまいませんので、苦痛にならない程度に無理のない内容で続けるのが良いでしょう。

睡眠時間を確保する

睡眠を十分にとって自律神経を正常に保つにはストレスを改善する方法も有効ですので参考にしてください。

寝不足気味の方が睡眠不足を解消するためにとても大切ですので可能な限り実行しましょう。

これらはホルモンバランスを整えるためにも効果的なことです。

病院での診察と薬による改善

薬による治療は症状を抑えるものと症状を出にくくするものの2種類があります。

これらの薬を多く飲んでいる方は、薬物乱用頭痛と呼ばれる薬の影響による頭痛があらわれたりしますので注意が必要です。

ですから自分で勝手に量を増やしたりすることは危険ですから、症状が悪化する前にお医者さまに相談するのが良いでしょう。

ところで、あなたはその頭痛がただの頭痛だと思って薬を飲んでいたりしませんか？

本当は脳内出血やクモ膜下出血になっていたり、脳腫瘍を患っている可能性もあります。

まとめ

毎日の生活の中で便秘に加えて偏頭痛も起こるのは、とても辛いことだ言えるでしょう。

これが頻繁に起こるのであれば苦痛以外の何ものでもありません。

何事も早めの対応が大切だと思います。

神経質になり過ぎるのもどうかと思いますが、単なる頭痛で済まないこともあるのです。

頭痛が続く場合には早めに病院で診察を受けることをお勧めします。