貧血なのに便秘になってしまった最大の原因はたったこれだけのこと!
便秘と貧血が同時に起こるのはなぜ?
貧血になっていて便秘にもなるなんて、何が原因なんでしょうか?
その答えは鉄分にありました。
貧血の方は薬で鉄分を補給することがありますが、この鉄分が便秘の原因となっていたのです。
これはあくまでも摂り過ぎた場合に起こる可能性があり、他にも下痢や吐き気、胃腸障害になるときもあります。
過剰な摂取を続けると、だんだんと体内に溜まってきて副作用としてあらわれてくるのです。
普段の食事で摂る鉄分はそんなに心配することはありません。
ですが、あなたが自己判断で鉄分の量を増やして、それが摂り過ぎになっていたら?
そうならないためにも病院でよく相談してからにしてください。
鉄分の量もお医者さまの指示に従っていれば、安心できますしね。
貧血の時に鉄分を摂る理由
本来、鉄分の主な働きは血液の中のヘモグロビンという赤血球をつくっている成分を作っています。
このヘモグロビンが酸素を体中に運ぶのですが貧血になると鉄分が不足している場合があるのでヘモグロビンの量も減ってしまうのです。
すると酸素不足が起きて、めまい、立ちくらみ、動悸、頭痛、息切れなどの症状があらわれます。
私たちの体の約70%の鉄分がこのヘモグロビンの成分となっているのです。
ですから鉄分を十分に摂ってあげる必要があります。
そうすると血液によって酸素が脳や筋肉など体の隅々まで送られ正常な健康状態を維持することができます。
特に成長期であったり、妊娠中、あるいは生理によって出血が多い方は、慢性的な貧血に注意しなければなりません。
貧血かな?と思ったら
貧血にはさまざまな症状があらわれます。
よくあらわれるのはめまいです。
実はこのめまいが便秘と関係していることもあるのです。
その他にも立ちくらみや疲れやすい、吐き気や頭痛など、どれもつらい症状です。
ひどい時には起きることさえ、ままならないこともあるくらいです。
病院で診察しましょう
貧血が疑われるときは病院で診察をしてもらいましょう。
そして適切な治療をしなければ改善できません。
ただし注意しなければいけないのは、貧血の原因が鉄不足ではなかった場合です。
貧血の原因が必ずしも鉄分の不足と決まっているわけでなく、何らかの病気にかかっていることも考えられるからです。
病気にかかっていたとしたら、いくら鉄分の薬を飲んでも治ません。
この場合には別の方法で治療を行なうことになります。
食事を改善しましょう
貧血に良いと言われる栄養を摂ることが大切です。
鉄だけでなくビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、葉酸を含んだ食品を食べるのが良いでしょう。
その他にもタンパク質やクエン酸も一緒に摂るようにしてバランスに気を付けたいですね。
ダイエットで無理な糖質制限をしていると便秘や貧血になることがあります。
ですがバランスの良い食事は便秘改善にもつながります。
種類 | 鉄分を含んだ食物 |
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肉類 | レバー(牛、豚、鶏)、豚もも肉 |
魚介類 | いわし、マグロ、かつお、鮭、アナゴ、アジ、あさり、赤貝 |
野菜 | ほうれん草、キャベツ、さつま芋、ジャガイモ、小松菜、ゴーヤ |
果物 | みかん、バナナ、イチゴ、メロン |
その他 | 牛乳、たまご、大豆 |
鉄分の豆知識
鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。
ヘム鉄は動物性食品、非ヘム鉄は植物性食品に含まれているのです。
その違いは吸収率で、ヘム鉄の方が吸収されやすい性質があります。
だからといって動物性食品ばかり食べていては栄養が偏ってしまうので、どちらもバランスよく食べるようにしましょう。