便秘の改善には干し芋の強力な便秘解消パワーがとても効果的な理由
干し芋パワーは強力!
干し芋って聞くと、なんだか懐かしく感じます。
あなたは干し芋って好きですか?
私はあの自然な甘さと食感が結構好きだったりします。
サツマイモを蒸した後に天日干しで作ったシンプルな食べ物で、特別な加工や味付けをしているわけではありません。
でも栄養がいっぱいで、とっても体にいいんですよ。
含まれている栄養
天日干しで作られる干し芋は、生のサツマイモと比べると栄養が凝縮されているとも言えるほど含んでいます。
サツマイモと言えば食物繊維ですが、それ以外にも鉄・カリウム・マグネシウムといったミネラル、ビタミンB1・Eなどが豊富です。
● カロリー・・・303kcal
● 食物繊維・・・5.9g
● 鉄・・・2.1mg
● カリウム・・・980mg
● マグネシウム・・・45mg
● ビタミンB1・・・0.19mg
● ビタミンE・・・1.3mg
干し芋の効果
高血圧の予防とむくみ解消
塩分の多い食事をとるとナトリウムの濃度が高くなります。
ナトリウムの濃度が高くなると血圧が上昇して高血圧の原因となります。
私たちの体はこの濃度を下げようとして、水分を溜め込むためにむくみが起こります。
干し芋に含まれるカリウムが余分なナトリウムを排出して、濃度を正常に保つように働いてくれます。
このときに溜めこまれた水分も尿として排出してくれますので、むくみの改善に効果的と言えます。
その他にも足がつる、尿が出にくいといった症状にも良いとされています。
干し芋の他にもかぼちゃ、ブロッコリー、ニラ、ナスといった野菜や、バナナ、梨、りんごなどの果物から摂ることもできます。
疲労回復効果
干し芋に含まれているビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときに必要な栄養です。
このエネルギーは脳をはじめ内臓や筋肉など私たちの体の正常な働きに欠かすことができないものです。
免疫力を高める効果もあると言われています。
もし不足すると疲れたり、だるいといった症状の他に、食欲がなくなったり手足がしびれる、イライラする、集中力がなくなるなどの影響が出てきます。
豚肉、ウナギ、たらこ、大豆、昆布、きな粉などにも多くのビタミンB1が含まれています。
干し芋の便秘を改善する効果
干し芋は食物繊維がとても豊富で水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれています。
その量はサツマイモのままの状態と比較すると約2倍にもなります。
水溶性食物繊維が腸内環境を整えるのを助けてくれ、不溶性食物繊維が便のかさを増やす働きがあります。
そして腸の蠕動運動を活発にして排便しやすくする効果があるとされています。
またカリウム不足によって便秘になることもあるんです。
疲労感、精神的に不安定になるといった症状が現れることもありますので、干し芋に含まれたカリウムは効果的と言えそうです。
他にも量は少ないですがマグネシウムも含まれています。
マグネシウムはとても大切なミネラルですが、水分を吸収して便を柔らかくしてくれるので便秘にも効果的なのです。
まとめ
干し芋は季節に関係なくいつでも食べられるのでとても便利な食品です。
天日干しで仕上げた食べ物ですから、ほぼ乾燥された状態ですから水分が不足気味になります。
ですから食べる時には水分も一緒に摂るようにしてください。
また、カロリーは100gあたり約300kcalと決して低くはありませんので、食べ過ぎに気を付けるようにましょう。
そしてよく噛んで食べることで胃腸への負担も少なくなりますし、満腹感も得やすくなります。
特長を生かして上手に食べたいものですね。