筋肉強化があなたの辛い便秘の改善に役立つのはなぜ?
筋肉の働きを知る
私たちの体にはあらゆる所に筋肉がついています。
その筋肉はそれぞれの場所で違った働きをしています。
手や足はもちろんですが目や鼻、口、そして腸や心臓、さらには血管にまで筋肉があります。
もちろん排便するときにも筋肉が使われていますので、この筋肉が動かなけれ便秘だけでは済まなくなります。
筋肉の働きは「動かす」だけでなく、「熱」をつくったり調整したりしますので、この筋肉がなければ私たち生きていくことができないのです。
それほど重要な働きをしている筋肉は食事で摂れる栄養によってエネルギーを補給しています。
筋肉の種類
筋肉は大きく分けて3つの種類があり、筋肉のある場所によって異なります。
平滑筋(へいかつきん)
平滑筋は内臓筋とも呼ばれていて自分の意志で動かそうと思っても動かせない、コントロールできない不随意筋(ふずいいきん)という筋肉です。
血管や胃、腸の壁には平滑筋があり、他の内臓の筋肉も平滑筋によって構成されています。
骨格筋(こっかくきん)
骨格筋は私たちの意志で動かすとのできる随意筋(ずいいきん)です。
一般的に筋肉といわれるのはこの骨格筋の事を言い、手を握ったり、椅子から立ったり、あるいは歩いたりして体を動かすときに働きます。
心筋(しんきん)
これは心臓の壁を作っている筋肉で不随意筋(ふずいいきん)です。
心筋の一部は神経によってではなく、特殊心筋線維によって自発的に一定のリズムで拍動を起こしているのです。
便秘と筋肉の関係
私たちは毎日の生活の中で、必ずと言っていいほど体を動かしています。
学校や職場だけでなく通学や通勤でも体を動かしているのですが、もし毎日動かずにいたらどうなるでしょうか?
筋肉は衰えて起き上がることさえ、ままならなくなってしまうことでしょう。
筋肉を鍛えることは体を温めて体温を上げることにつながり、それによって免疫力が高まるのでそれだけでも便秘に良いと言えます。
日常生活すべてにおいて筋肉を使っている私たちは、トイレに入った時も例外なく筋肉を使っているのです。
特に腹筋や腸腰筋が使われています。
これらの筋肉は息むときや踏ん張るときにに必要ですが、もし筋力が弱っていると十分な働きができずに排便が困難になることがあります。
すからこの2っの筋肉を鍛えて、排便を助けてあげましょう。
そのためにも、あなたの便秘の種類を知っておくことも大切です。
そして、便秘の原因が病気の時は病院での治療が先になります。
筋肉の強化方法は?
筋肉を鍛える方法はいろいろあります。
もっとも気軽にできるのはウォーキングや水泳です。
これらは全身運動で、しかも有酸素運動になりますので自律神経に有効に働きかけてストレスの解消や便秘の改善に効果的と言えるでしょう。
ここでは腸腰筋と腹筋の鍛え方を紹介します。
いずれの方法も決して無理をしない範囲で、続けてみてください。
腸腰筋の鍛え方1
① 仰向けに寝て膝を曲げ、足を床から少し浮かします。
② 太ももが90度位になるまで、ゆっくり足を上げる。
③ 今度はゆっくりと足が床につかない位まで下げる。
④ これを10回、1セットとしておこないます。
⑤ 最初は1セットがら始めて徐々にセット数を増やしましょう。
腸腰筋の鍛え方2
① 仰向けに寝る。
② 自転車をこぐようにして足をまわす。
③ これを30秒~1分を1セットとしておこないます。
④ 最初は1セットがら始めて徐々に時間とセット数を増やしましょう。
腹筋の鍛え方1
① 仰向けに寝て腕を交差させて手は胸の前に置く。
② 足を床から浮かせて膝は90度に曲げる。
③ 上体を丸めるようにしていっぱいまで起こす。
④ そのままの姿勢でいったん止めて、ゆっくりともとへ戻す。
⑤ 戻したとき頭は床に着けない。
⑥ これを10回1セットとしておこないます。
⑦ 最初は2~3セットから始めましょう。
腹筋の鍛え方2
① 床につま先と両ひじをつけてうつ伏せになり体を浮かせ真っ直ぐにする。
② 呼吸を止めないように、この姿勢を30秒間維持します。
③ これを1セットとして2~3セットから始めましょう。
まとめ
私たちの体は何もしないでいると、どんどん衰えていきます。
筋肉は正直なもので、ある程度使ったり鍛えないでいると本当に弱くなってしまいます。
普段は意識しませんが、ここぞという時に動けなかった経験はありませんか?
私は入院の経験があるのですが、毎日寝ている時間が長かったので、体力がなくなり歩くのもしんどかったのを思い出します。
暫くは満足に階段も上れませんでした。
ですが、毎日適度に体を動かしていればずいぶんと良くなるものです。
三日坊主にならないように、毎日少しずつ運動をおこなって筋力や体力を保つのが大事です。
きっとあなたにプラスに働いてくれますので、諦めないで実行しましょう。