便秘が招く高血圧は要注意！早く解決して健康になりましょう

高血圧とは

健康診断の時などによく測る血圧ですが140/90Hg以上ですと高血圧とされていますが、これは病院で測ったときの数値です。

自宅で測るときは135/85Hg以上を高血圧とされていて、病院よりも低めになっています。

何故血圧は高くなってしまうのでしょうか？

理由はいろいろありますが、よく言われるものに塩分の摂り過ぎ、肥満、お酒によるアルコールの摂取やたばこ、ストレス、運動不足があります。

他の原因としては遺伝によるものがあるとされていて、必ず発症するものではありませんが生活習慣の乱れは発症の確率が高くなると考えられます。

 

 

便秘と高血圧の関係

 降圧薬の影響で便秘になる

高血圧の方で降圧薬を飲まれている場合、この薬の影響で便秘になることがあります。

降圧薬には降圧利尿薬といって体の水分を排出させる作用のある薬がありますので、便が硬くなって排泄しづらくなるのです。

 便秘が原因で高血圧になる

便秘になり腸内環境が悪化しますとコレステロールが吸収されて血液中に溶け出します。

するとこのコレステロールが血管を狭くしてしまったり弾力をなくしたりすることで血圧が上昇することがあります。

 高血圧の方のトイレは要注意！

便秘の方はトイレのときにどうしても息むことがあると思いますが、この息むことが血圧を上げることにつながります。

ずっと続くものではありませんが急激な血圧の変化が血管に大きな負荷をかけますので脳卒中にならないように注意が必要です。

 

高血圧のときの症状

高血圧は心臓から血液がたくさん送り込まれるので血管が高い圧力にさらされることで多くの症状が出てくるのです。

血管が硬くなったりコレステロールなどの影響によって細くなるとさらに高い圧力になり、めまい、頭痛、耳鳴り、吐き気、手足のしびれ、動悸などの症状があらわれます。

これを放ってくと動脈硬化になり、さらには脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こします。

そして高血圧の怖いところは自覚症状がないまま、悪化していることがあるところです。

急に具合が悪くなって病院で診察を受けたらすでに脳卒中になっていたなどという事になりかねません。

ですから、普段から家庭でも血圧測定を行い正常値に保つことが重要になってきます。

家庭で血圧を測る場合の注意点

血圧測定はいつも同じ条件で図ることが大切です。

運動や入浴の直後、飲酒時は避けてリラックスした姿勢で測るのが良いでしょう。

①　朝起きて1時間以内で食事の前、排尿（おしっこ）は済ませておき、薬を飲んでいる方は服用前に測りましょう。

②　夜寝る前の食事後1時間以上経ってから、排尿（おしっこ）は済ませておきます。

 

高血圧を改善するには？

 薬による治療

降圧薬を使って血圧を下げる方法です。

降圧薬にはいろいろな種類があり、カルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、利尿薬、ARB、α遮断薬、β遮断薬といったものがあります。

これらの薬はそれぞれ適応する症状によって使い分けられています。

血管を広げる効果のあるもの、ホルモンの作用を抑えるもの、交感神経に作用するものなどあり、数種類の降圧薬を使って治療をする場合があります。

薬はお医者さまの指示に従ってきちんと飲むようにしてください。

そして途中でやめることなく、何かあった場合にはすぐに病院へ行きましょう。

 生活習慣の改善

ついおろそかになりがちな生活習慣の改善は必ず実行することが大切です。

しっかりやれば結果が出ると信じて続けましょう。 毎日の小さな改善を続けることで、それが習慣になり大きな改善につながります。

野菜や果物などからカルシウムやマグネシウムといったミネラルや食物繊維を摂ることで血圧を下げることができます。

運動もウォーキングなどの軽いものを続けるのがが良いでしょう。

ストレスも血圧にはようありませんので溜めないように発散とが必要です。

これらの方法は便秘も改善にも役立ちます。

ですがこれらがいくら効果的でも治療の内容によってはマイナスになる場合がありますので、お医者さまに相談してください。