おならの原因は便秘だけじゃない!お腹にガスが溜まる理由と対策
おなら(ガス)が出る原因
どうして便秘でおならが出るの?って思いませんか?
お腹にガスが溜まっているのはわかりますが、でもどうしてガスが溜まるのでしょうか?
どうやっておならは作られるのでしょう?
まず私たちは食事を摂ります。
この時に食べた食物は空気と共に胃から腸に送られます。
この時の空気はゲップとして口から出る分とおならになるものにわかれます。
おならは本来ほとんど臭いがないのですが、便秘になって腸内環境が悪化していたり、肉や乳製品などの動物性タンパク質を多く摂る過ぎると、硫化水素やアンモニアといった成分を含んだガスが臭いおならになります。
ですがここで誤解をしてほしくないのですが、食べ過ぎがいけないということです。
バランスがとても大切なのです。
便秘が治ればおならは出ない?
では便秘が治ればおならは出なくなるのでしょうか?
答えは”NO”です。
その理由は前にも述べましたが、私たちは食事の時には必ず空気も一緒に飲み込みますのでおならは出るものと考えてください。
おならの量は100ml~2,500mlと言われていますが個人差がありますので、多めに出る方もいれば少ない方もいるのです。
ですからおならが出たからと言ってすぐに腸内環境が悪くなっているとか、何かの病気になっているわけではありません。
ゲップも同じで胃の中の空気を外に出して胃の負担を少なくしていますので、おなら同様に必要な生理現象なのです。
おならの量が多い方の注意点
おならの量は個人差があるのですがたくさん出る方は困ってしまう時もあるかと思います。
特に便秘の時はおならが出やすくなりますので便秘の改善はとても有効です。 腸内環境が良くなりますとガスの発生も抑えられるでしょう。
ですが便秘でなくてもおならがたくさん出る方もいます。
おならが出そうなときに我慢するのは良くありません。
我慢することで腹痛の原因になったり、口臭を発生させたりしますので、なるべく早く外に出してしまいましょう。
ではどうしたらおならの量を減らすことができるのでしょうか?
食事はよく噛んでいただきましょう
早飯の大食いとまでいかないまでも食事の時間がとても短い方もいますが、これは決してよくありません。
早く食べることは空気も多く飲み込むのでおならやゲップの原因になります。
また、よく噛まないと胃腸に負担をかけることになり便秘にも良いとは言えませんので、食べたものは細かくよく噛んで、十分な唾液と混ぜてから飲み込むようにしましょう。
一口30回は噛む習慣をつけましょう。
噛むという動きは歯や顎、筋肉を使うので、それぞれに効果的ですし、脳が刺激されて働きが活発になったりガンや老化の防止にも良いと言われています。
ですから、ものを噛むことはとても大切で私たちの体だけでなく精神的にも良い影響があることを覚えておいてください。
呑気症(空気嚥下症)かもしれません
呑気症(どんきしょう)は空気嚥下症(くうきえんげしょう)とも言われています。
症状としては大量の空気を唾といっしょに飲み込んでしまうことで、その空気がゲップやおならとなって出てきます。
他の症状ではお腹の上の方に痛みを感じたりすることがあります。
原因は緊張や不安などがストレスとなったり、うつ状態になり精神的に不安定になることによるものです。
治療はストレスの緩和と食生活の改善、そして薬の服用になりますが、お医者さまの指示に従って治療しましょう。
ですがストレスの解消は便秘改善、防止にも有効ですので積極的に実行しましょう。
まとめ
お腹にガスが溜まったり、おまらが出る原因はさまざまです。
おならそのものがいけないわけではありません。
むしろお腹にガスが溜まっていても、出ないことの方が問題です。
ガスを外へ出すことで、体への負担や影響を防いでくれていると思えば許せませんか?
おならの量が多くてどうしても気になるようでしたら、まずは食べるもの、食べ方、そして量に注意してください。
あとストレスも溜め込まないようにすることはとても大切です。
それでも良くならないようでしたら病院で相談されることをおすすめします。