赤ちゃんが便秘になったら砂糖水を飲ませて解消する方法を紹介します
赤ちゃんはどうして便秘になるの?
赤ちゃんは生まれてからしばらくの間は、母乳やミルクだけを飲んでいます。
この期間はほとんど便秘とは縁がないかのように快便だったりします。
でも離乳食が始まると同じタイミングで便秘になってしまう赤ちゃんもいたりします。
これにはちゃんとした理由があるのです。
この頃の赤ちゃんは腸などの働きがまだ十分ではありませんから、離乳食に対応ができていない状態にあると言えます。
また、いままでは母乳などでたっぷりの水分が摂れていたことも関係しているとされています。
ですから体が食事に慣れるまでにはどうしても時間が必要となります。
それと運動や生活のリズムが便秘と関わってくるのも、ちょうどこの頃からです。
赤ちゃんの便秘ってどうなるの?
赤ちゃんの便秘と一言で言ってもわかりにくい時がありますよね。
それぞれにうんちの回数や間隔は違い、1日3回くらい~3日に1回程度となります。
ここで注意したいのがあくまでおおよその回数であることと、便の固さもみんなが同じではないことです。
ですから一番良く知っているお母さんが気を付けてあげることが大切になってきます。
便秘の症状は母乳やミルクを飲まなくなる、吐いてしまう、お腹が張る、うんちの時に痛がったり血便が出たりします。
こんな症状がでたら早めに小児科で診察を受けましょう。
砂糖水が便秘に良い理由
砂糖水を飲むことによって便が水分を吸って柔らかくなり排便しやすくなります。
これは砂糖のもつ浸透圧を利用して水分を取り込んでいるからです。
浸透圧とは濃度が違う液体、つまり濃い液体と薄い液体が隣り合ったときに同じ濃さになろうとする働きです。
この働きを便秘改善に利用した方法なのです。
ですが、便の硬さはこの水分量がむずかしく、少なければ硬くなってしまい多すぎると下痢になります。
赤ちゃんの場合はデリケートですから、あまり多く飲ませないように量に注意が必要です。
砂糖水の作り方、飲ませ方
砂糖を使って作る場合
基本的な作り方、飲ませ方はいたって簡単です。
まず60°C程度に冷ました白湯100mlと5gの砂糖を哺乳瓶にいれてよく混ぜで溶かします。
それを人肌と同じくらいまで冷まして1回に20ml~30ml位を飲ませます
砂糖水は温度に注意して、飲ませるときにスプーンを使って飲めるようであればそれでもOKです。
また濃すぎると腎臓に負担をかけることになりますからお砂糖の量を守るように気を付けてくださいね。
飲ませるタイミングですが授乳の間でかまいませんが、授乳の直前は避けた方がいいでしょう。
お腹がいっぱいになってしまいミルクを飲まなくなると困りますからね。
オリゴ糖を使って作る場合
砂糖の代わりのオリゴ糖を使う事も出来ますが、量については多過ぎないように注意して飲ませてください。
作り方は砂糖水とほぼ一緒ですが、100mlの白湯に対してオリゴ糖の量は5gの割合で溶かし、20ml飲ませて様子を見ましょう。
つまり1回あたりのオリゴ糖の量1gを目安として、便の状態によって量を調整すると良いでしょう。
オリゴ糖は人工甘味料などの添加物が入っていない純度の高いものを選ぶようにします。
この時に成分表示がきちんとされていないものは避けた方が良いと思います。
離乳食が始まると赤ちゃんの腸内環境も変わってきますので、この時期の便秘にはオリゴ糖の改善効果が期待できます。
その他の便秘解消方法
赤ちゃんも体を動かすことはとても大切です。
でも筋肉が発達途中ですからあまり動けませんので、運動のお手伝いをしてあげましょう。
赤ちゃんを仰向けに寝かせて、両足を持ってお腹につけるように膝を曲げる運動をします。
お腹のガスと張り解消に効果的ですが、体が未発達ですから力を入れ過ぎないように軽くおこなってください。
おへその周りを「の」の字にマッサージをしてあげるのも良いでしょう。
ての平をお腹に軽く当て、時計周りにさすってあげますが決して強く押してはいけません。
この時に滑りが良くなるようにベビーオイルを塗ると、スムーズにおこなう事ができます。
まとめ
生まれて間もない赤ちゃんは自分で何もできません。
自分でご飯を食べることも、うんちの後おしりをきれいにすることも、お風呂に入ることもすべてが大人の手を借りなければなりません。
でも大きくなるにつれて段々と自分でできるようになってきます。
それまでは私たち大人が注意して面倒をみてあげるとともに、教えてあげることが必要です。
便秘も習慣の影響があるものなので、早めに対応してあげることでうんちを我慢したり、いやがったりする悪い癖をつけないことが大切です。
ですから赤ちゃんの便秘に対して正しい対処をしてあげなければいけません。
そのためにも変化がないか気を付けながら優しく接してあげたいですね。