うつ伏せ寝は便秘解消に効果を発揮するか?意外な姿勢との関係
寝方が健康に影響する?
私たちは起きている間は立っていたり、イスに座っていることがほとんどです。
横になる時は寝る時や休んでいる時なので、自分にとって楽な姿勢ならあまり気にしていない方が意外と多いのではないでしょうか。
ですが寝る時の姿勢は大切でさまざまな効果があったり、影響があったりします。
たとえば右側を下にして寝ると心臓が圧迫されずに呼吸も楽になり健康に良いとか、仰向けに寝るといびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になるなどと言われています。
またうつ伏せに寝るのは心臓、肺などが圧迫されたり首の痛みや腰痛になることがありますのでマイナスのイメージがついてしまいますが、それぞれの寝方にはプラスの効果もあるようです。
人それぞれ寝方もいろいろですが、うつ伏せ寝の効果はあるのでしょうか?
便秘の時のうつ伏せ寝
うつ伏せ寝が便秘に効果があると言われていますが、ここでは睡眠するのではなく横になることについて考えていきます。
便秘になった時、なぜうつ伏せに寝るかと言えば、腸に刺激を与えて動きを活発にして排泄を促し、腸の中の有害なガスをオナラとして外へ出してあげるためです。
これを放っておくと腹痛を起こすことはもちろんですが腸内環境がさらに悪化したり肝臓の機能が低下してしまいます。
さらには血液によって体中に運ばれることで口臭や体臭などの原因となり様々な影響が出てきます。
そうならないようにするための対策として、うつぶせ寝は効果的と言えるでしょう。
うつ伏せ寝運動のやり方
うつ伏せ寝運動の正しいやり方について説明します。
① うつ伏せになり、体を床にぴったり付けます。
② そのままの姿勢を10分間保持します。
③ 次に右に転がったり、左に転がったりして体を動かします。
④ これを5回行います。 たったこれだけの事でOKなのです。
ポイントは腸全体に刺激を与えてあげることですが、うつ伏せの状態が効果的に刺激してくれます。
小腸だけでなく大腸も活発に動くように手伝ってあげることがガスの減少につながります。
身体にやさしい寝方とは?
うつ伏せ寝運動のやり方を紹介しましたが理想の睡眠の姿勢というのはあるのでしょうか?
便秘の時にどんな姿勢で寝るのが良いのかと言いますと、右側を下にした横向きの姿勢が一番のようです。
その理由は前に書きましたが体を圧迫しない無理のない姿勢だからです。
ですが毎日一晩中同じ姿勢で寝るのは良質な睡眠でなくなってしまいますので、時々は寝返りを打って左側を下にしたりして姿勢を変えてあげると良いでしょう。
いくら右側を下にするのが良いと言っても、ずっと同じ姿勢では結局体に負担をかけることになりますからね。