便秘に効果があるとされるサプリメントの種類とはどんなものがあるの?

サプリメントを使用する前に

cfe320535a133aad0a110e240e86cf35_s私たちは毎日の食事で栄養分を補給しています。

今日は何を食べたから何キロカロリーというのは誰もが管理しているわけではありませんし、ほとんどの方は正確に計算していませんよね。

ましてやビタミン○○がどれ位でとか○○性繊維質がどれ位などとわかって食事をしている方ってあまりいなくて、なんとなく摂れているという感じではないでしょうか。

サプリメントも同じで何となく飲んでみて、「何となく効いているかな」という感じになってしまっては、もったいないです。

どんな種類のものがあって便秘改善にどんな働きをしてくれるかを知っておいた方がよいでしょう。

便秘に良いとされるサプリメントで補えるものは何かを知っておくことは大切です。

サプリメントは薬ではありませんので、薬のような効果を期待できないかもしれません。

だからといって、たくさん飲んでも良いわけではありません。

合わなくて便秘がひどくなったり、下痢になったりする方もいらっしゃいますので、あなたに合ったサプリメントを選ぶようにしてください。

心配なときは必ずお医者様に相談するようにしましょう。

 

便秘によいとされるサプリメントの種類と効果

fbf0ebb0fee84a8a4f8d3566271b99fd_s

食物繊維サプリメント

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。

水溶性食物繊維は水に溶けて腸の中の便を柔らかくして、善玉菌を増やしてくれます。

もうひとつの不溶性食物繊維は腸の中で膨らんで便のかさを増し、排便をし易くする働きがあります。

サプリメントに含まれる食物繊維には多くの種類があり、大豆や麦、トウモロコシ、チコリ、オオバコなどの色々な原料から抽出されたものです。

難消化性デキストリン

水溶性食物繊維でトウモロコシなどから抽出されたデンプンの一種で血糖値の上昇と中性脂肪の蓄積を抑える働きがあり、便のかさを増やして腸に刺激をあたえて便の排出を促します。

イヌリン

たまねぎやごぼう、キクイモ、チコリなどに多く含まれ、腸内の善玉菌をふやして血糖値の上昇を抑える働きがある水溶性食物繊維です。

ビートファイバー

砂糖大根から抽出した複合型食物繊維で水溶性と不溶性の両方を含み、腸が便を押し出す動きを良くしたり便のかさを増やしてくれます。

キチンキトサン

エビやカニなどから抽出される動物性食物繊維で便のかさを増やして腸の動きを活発にし腸内環境を整えます。

またコレストロール値を下げたり高血圧、脂肪が溜まるのも防いでくれます。

ペクチン

腸の調子を整える働きがあり、りんごやみかんなどの果物、野菜に含まれていてコレステロール値や血糖値の低下にも効果があるとされています。

リグニン

ココア、豆類に多く含まれる不溶性食物繊維で血液中のコレステロールを抑えるする働きもあります。

善玉菌を増やしてくれるのと便のかさが増えるので腸の動きが活発になり排便を促します。

グルコマンナン

血糖値を下げコレステロールも抑えてくれる水溶性食物繊維で、コンニャクに含まれています。 便のかさを増やして、腸が便を押し出そうとする働きを助けお通じをよくしてくれます。

ビタミン系サプリメント

ビタミンは血液や筋肉などの体をつくる成分ではなくエネルギーにもなりませんが体の調子を整えてくれます。

ビタミンには水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンがあります。

水溶性ビタミンは摂りすぎても尿と一緒に排出されるので体内にたまりません。

脂溶性ビタミンは体内にたまるため過剰症を起こすことがありますので注意が必要です。

ビタミンB

水溶性ビタミンで豚肉、ハム、レバー、豆類に多く含まれ糖質をエネルギーに変える時に必要で、自律神経を正常化する働きによって腸が便を押し出す動きをよくしてくれます。

乳酸菌を含んだ食品と一緒に摂るのが効果的です。

ビタミンC

水溶性ビタミンで腸に届くと善玉菌のえさになってくれるので腸の動きが活発になります。

ゆずやレモン、パセリや芽キャベツなどに多く含まれ、ストレスにも効果的ですので腸の働きが良くなるのを助けてくれます。

ビタミンE

脂溶性ビタミンで血行が良くなって自律神経を調整してくれるので腸の働きが活発になります。 ナッツ類、ゴマ、モロヘイヤ、しそなどに含まれます。

下剤系サプリメント

他のサプリメントより効果が期待できますが、強すぎる場合があり副作用が出ることがありますので常用するのは避けた方がよいでしょう。

センナ

センノシドやアントラキノン誘導体が腸を刺激して排便を促しますが、腹痛を伴ったり下痢をしたりすることがありますので常用するのは避けましょう。

摂り続けると排便する力が弱くなるので自然な排便ができなくなってしまい、腹痛や下痢、おう吐などの副作用が出る場合がありますので注意が必要です。

キャンドルブッシュ

センノシドという下剤成分が含まれていて効果はセンナと同様ですが、連続で摂る事は避けるのがよいでしょう。

センナと同様の副作用が出ることがあります。

アロエ

アロインという成分が体の中でアロエエモジンに変わりますが、このアロインとアロエエモジンが腸の中の水分を増やして便を排出しようとする動きを活発にしてくれます。

摂りすぎはお腹がゆるくなったりしますので注意してください。

腸内細菌サプリメント

腸内細菌には有用菌(ゆうようきん)、有害菌(ゆうがいきん)、日和見菌(ひよりみきん)の3種類があります。

有用菌は善玉菌、有害菌は悪玉菌とも呼ばれていますが、日和見菌というのはこのどちらか有利な方について働きますので善玉菌を増やしてあげることが大切です。

腸内細菌サプリメントはこの善玉菌を増やすのを助けてくれます。

摂りすぎるとお腹がゆるくなることがありますので気をつけましょう。

乳酸菌

腸の働きを整たり食物の消化吸収を助ける働きがあるだけでなく、腸が排便しようとする動きを促し便秘や下痢も防いでくれます。

また、腸の中の悪玉菌がふえるのを抑える働きがあります。

ビフィズス菌

腸内でのビフィズス菌は整腸作用があり、悪玉菌が増殖しやすいように働いてくれます。

ビフィズス菌によって作られる酢酸が腸を酸性にして排便を促す働きが活発になります。

オリゴ糖サプリメント

オリゴ糖を摂ると善玉菌が増えることによって腸内環境が整えられるので便秘改善の効果が期待できます。

カロリーが低く、体に吸収されにくいため甘味料やダイエット食品にも使われています。

大豆オリゴ糖

大豆に含まれるオリゴ糖でスタキオースとラフィノース、ショ糖などから構成されています。

特徴として他のオリゴ糖よりも甘みが強く、少ない量で便秘改善の効果が期待できます。

フラクトオリゴ糖

ごぼうやたまねぎ等の野菜や蜂蜜などに含まれます。

砂糖から作られることもあり、甘味は砂糖の約半分でミネラルの吸収を助けてくれます。

乳果オリゴ糖

ラクトスクロース、乳糖果糖オリゴ糖などと呼ばれることがあり、整腸作用のある特定保健用食品として認められています。

カルシウムの吸収がよくなり骨密度が向上する効果があるとされています。

ガラクトオリゴ糖

ガラクトースが主成分のオリゴ糖でたんぱく質の吸収を良くする働きがあります。

虫歯予防にも効果的で甘さは砂糖の約25%で低カロリーです。

キシロオリゴ糖

とうもろこしや竹の子からとれるキシロビオースを主な成分としたオリゴ糖です。

カルシウムの吸収を向上させてくれます。

ラフィノース

ビートオリゴ糖ともいわれおり砂糖大根からとれ低カロリーで甘さは砂糖の20%程度で、吸湿性がないのが特徴です。

キャベツやアスパラガス、大豆にも含まれています。

イソマルトオリゴ糖

味噌やしょうゆ、蜂蜜に含まれていて、他のオリゴ糖と比べると消化されやすく便秘改善の効果はやや劣るとされています。

比較的に安く手にはいり、熱にも強いので料理に使えます。

プルーンサプリメント

プルーンにはいろいろな成分が豊富に含まれています。

ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、カルシウム、鉄分、マグネシウム、食物繊維などたくさんの栄養分があります。

食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれているので、便のかさをふやして排便を促してくれます。

さらに、ソルビトールという糖質が排便を促し、マグネシウムが便を柔らかくしてカリウムが腸の動きを活発にします。

摂りすぎるとお腹がゆるくなったり下痢になる場合がありますので気をつけてください

酵素サプリメント

酵素は野菜やくだもの、味噌などの発酵食品に含まれていて食べたものの消化吸収を高めて、腸内環境を整えてくれます。

ですが、この消化酵素は量が限られているので、不足すると消化不良になり善玉菌が減って腸の働きが悪くなります。

そして食べ過ぎたりストレスが溜まっていたりすると酵素不足となりますし、年齢が上がると体内でつくられる酵素の量が減りますので補給してあげる必要がでてきます。

葉酸サプリメント

葉酸はビタミンB郡の一種の水溶性ビタミンで、特に妊娠中の方には大切なビタミンとなっています。

不足すると貧血になり、めまいや頭痛の症状があらわれます。

葉酸の働きは新しい赤血球をつくりだし、腸などの体の粘膜を正常に保つ働きがありますので、腸内環境が良くなり便秘が改善されます。

またビタミンBと一緒に働いて心臓病や動脈硬化を予防する効果があるとされています。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ