便秘で太る?原因は基礎代謝と新陳代謝の2つが深く関係していた!
体重が増えるのは悪い事?
体重が増えるのは良くないことでしょうか?
成長期であれば、身長が伸びたりして体が発達するでしょうから当然体重も増えます。
もちろん大人になってからでも、トレーニングをおこなうことによって体重が増える人もいますよね。
これらの場合に体重が増えるのはごく当たり前のことですが、そうでない場合は問題です。
毎日の生活の乱れは余分な脂肪やぜい肉が付いて体重が増えることにつながります。
ちょっと注意して、もう一度自分の生活を見直してみましょう。
健康を維持するためには適正体重の管理がとても大切になってきます。
便秘と体重増加の関係
では便秘になると体重が増えたりするのでしょうか?
結論から言うと増えることがあるんです。
便秘で太るの?と思われる方もいるかもしれません。
太ってしまうのには理由があるのですが、その理由とは何かを考えていきましょう。
新陳代謝の悪化
腸内環境が便秘によって悪化すると新陳代謝が悪くなるとされています。
新陳代謝とは体の細胞が新しくつくられて、古い細胞と入れ替わることです。
つまりこの働きによって私の体は定期的に新しくなっていると言えます。
ですが、この働きが低下すると老廃物が排出されずに体に溜まってしまうので太りやすくなるのです。
そして冷え症、血行不良、疲れやすい、肌荒れなどの症状があらわれ、さらには病気にかかりやすくなります。
基礎代謝の低下
私たちが生きていくためにはエネルギーが必要ですが、何もしないでいても消費されるカロリーが基礎代謝です。
つまり心臓が動いたり、呼吸をしたり、脳が働いたりするすべての動きの原動力というわけです。
ところが便秘が慢性的になると腸の動きが悪くなりますので基礎代謝が下がることがあります。
基礎代謝が下がると使うエネルギーも少なくなるので、同じ食事をとっていてもカロリーが余ってしまい脂肪として体に溜め込まれてしまいます。
すると特にたくさん食べているわけでもないのに太ってしまうことになります。
代謝を改善する方法
新陳代謝の改善
新陳代謝を良くするには体を温めるのが有効な方法と言えます。
体を温めれば腸が活発になって便秘の改善になりますので、白湯を飲んだりするのも効果的です。
また適度な運動は血行を良くしてくれますので、無理をしない程度に続けるのがよいでしょう。
食事も栄養に注意してバランスよく食べることが大切ですから、偏らならないようにビタミンやミネラルを摂ることを心がけてください。
ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛など含んだ食べ物を食べるようにしたいですね。
栄養素 | 食物 |
---|---|
ビタミンA | レバー(鶏、豚)、うなぎ、かぼちゃ、にんじん、シソ、ほうれん草 |
ビタミンB | 豚肉、レバー(豚、牛、鶏)、かつお、まぐろ、さんま、卵、大豆、乳製品、バナナ |
ビタミンC | 白菜、ほうれん草、ブロッコリー、イチゴ、キウイ、みかん |
ビタミンE | ごま、モロヘイヤ、アボカド、アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類 |
亜鉛 | 豚ればー、牛肉、卵、牡蠣、煮干し、カニ、チーズ、松の実、ごま |
基礎代謝の改善
筋肉が活性化した状態では血流も良くなり、熱を作り出して体温を上げてくれますので基礎代謝の改善が期待できます。
そのためには日頃から筋肉を鍛えておくことがとても効果的です。
激しい運動をする必要はなく、ウォーキングやストレッチでも筋肉に刺激を送ることができますので続けてみてください。
運動をすることで簡単にストレスを解消することができます。
また食事を工夫して、基礎代謝を上げる成分を含んだ食物を積極的に食べるようにしましょう。
有効な成分にはカプサイシン、Lカルニチン、アリシン硫化アリル、アミノ酸、ジンゲロール、ビタミンEなどがあります。
成分 | 食物 |
---|---|
カプサイシン | とうがらし(キムチ、タバスコ、豆板醤、ラー油) |
Lカルニチン | 牛肉、羊肉、豚にく、牡蠣、ロブスター、アジ |
アリシン | にんにく、ねぎ、らっきょう、玉ねぎ、にら |
アミノ酸 | 豚肉、鶏肉、牛肉、アジ、かつお、卵、豆類、牛乳、チーズ |
ジンゲロール | しょうが |
ビタミンE | ごま、モロヘイヤ、アボカド、アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類 |
まとめ
便秘による影響は実にいろいろなところに出てくるものです。
太りやすくなるだけでなく、病気にかかる可能性がとても高くなります。
何のメリットもなく、あるのはデメリットだけというのが便秘ですから、少しでも改善できるように頑張りましょう。
まずはできることから始めてみませんか?
頑固な便秘にも改善方法はあるはずです。
毎日の積み重ねが大切ですから、途中であきらめたりすることなく続けていきましょう。