口呼吸はダメ!鼻呼吸があなたの便秘の改善に効果的な理由

私たちにとって大切な呼吸とは?

14fdac137d2df1cafbf140359fd28d27_s私たち人間は起きている時も寝ている時も常に呼吸をしています。

呼吸によって大気中の酸素を取り込んで、生きていくためのエネルギーを発生させているのです。

そして不要になった二酸化炭素を体の外に排出しています。

ですから呼吸ができなくなったり、酸素がなくなってしまったら私たちは生きていけません。

そんな大切な呼吸ですから、正しく行われないと病気になったり健康に害をきたしたりします。

大切とわかっていても意識している人は少ないのではないでしょうか。

今からでも毎日の生活の中で呼吸方法に注意してみてはいかがでしょうか?

 

鼻呼吸と口呼吸の違い

28b33a54eacbe8d455f92ec66ad65133_s私たちは呼吸をするとき鼻と口でおこなっています。

これってどちらでも変わらないように思えますが、実は大きな違いがあったんです。

この違いはこれからのあなたの健康に大きな影響を及ぼす可能性があることを忘れないでください。

 鼻呼吸の良いところ

鼻呼吸をすることで空気をろ過しながら温度や湿度を調整して体に取り込むことができます。

まず一番に風邪にかかりにくくなります。

空気中の細菌やウィルスが直接肺に入るのを防いで、体を守ってくれるのです。

絶対にかからないわけではありませんが、直接口から風邪のウィルスを吸いこむのと違い、鼻呼吸はフィルターを通しているのと同じ効果があると言えます。

というこは細菌などが体内に侵入する数が確実に減るので感染しにくくなり、健康には鼻呼吸が良いということになります。

さらに鼻呼吸は深い呼吸になりますので脳の活性化につながり精神的な安定が期待されます。

つまり大量の酸素が脳に送られると酸素の消費が活発になって、本来の能力が発揮される仕組みになっているのです。

ですから酸素不足はあなたの能力を抑え込んでいるかもしれません。

 口呼吸の悪いところ

口を開いていますと唾液の量が不十分になりますので乾燥しやすく雑菌が繁殖して口臭の原因になります。

また口呼吸をすると免疫力が低下するのですが、これは口からはいった細菌などが扁桃に影響を及ぼすことによるものです。

つまりノーガードで細菌を体の中に取り込んでしまっている状態です。

これでは自分から病気を引き寄せていることと何ら変わりがなく、とても悪い状況を作りだしているのと同じです。

さらには歯肉炎や虫歯、口内炎といった口の中の症状だけでなく、腎臓疾患や高血圧糖尿病といった病気まで引き起こす原因になるのです。

それに口をポカンとあけていると、見た目にもあまり良いイメージは湧きませんよね。

そればかりか顔の筋肉が緩んできますので、しわやたるみを増やすことにつながりますので美容にもよくありません。

便秘と呼吸の関係

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「呼吸と便秘」って関係ないように思えますが、意外な関係があったんです。

鼻呼吸は口呼吸に比べて深い呼吸になります。

深い呼吸になると横隔膜がよく動きますので、腸に刺激を与えることができます。

腸が刺激されると便を押し出そうとするぜん動運動が活発になりますので便秘の改善に効果的というわけです。

特に腹式呼吸をおこなうと横隔膜の動きが大きくなりますので、副交感神経に働きかけて腸の動きをよくする効果が大きくなります。

呼吸については浅い呼吸と深い呼吸が腸にあたえる影響と便秘改善の効果と関係も参考にしてみてください。

 

正しく鼻呼吸を行うには?

鼻呼吸が体に良いのはわかっていただけたかと思います。

でもついつい口呼吸になってしまう方に良い方法を紹介します。

 正しい舌の位置にする

鼻呼吸で正しい舌の位置なんてあるの?と思われるかもしれませんが実はあるんです。

それは舌を上あごにぴったりくっ付ける、たったこれだけです。

こうすることで口が開くのが防げますので、鼻呼吸ができるようになりますから、意識しておこなってください。

最初はつい舌が下がってしまいますが、簡単なことなので毎日続けるのも苦にならないですよね。

しばらく続けていることで顔の表情も引き締まってくるでしょう。

 「あいうべ」体操

口呼吸の治し方で「あいうべ体操」というものがありますのでご紹介しますね。

胃や腸の消化器官の病気にも効果があるようです。

① 「あー」と口を縦に大きく開ける。

② 「いー」と口を横に大きく広げる。

③ 「うー」と口を突き出すようにする。

④ 「べー」と舌をいっぱいに出して下に伸ばす。

これを1セットとして1日30セット以上おこないますが、1回におこなっても数回に分けても大丈夫です。

①~④までを4~5秒かけてゆっくりとおこないます。

こうすることで口の周りの筋肉が鍛えられて口呼吸の改善につながります。

最初は少ない回数から始めて無理をしないように注意して続けてみましょう。

 口呼吸防止用品を使う

起きているときは意識すれば何とかなっても、寝ている時は困りますよね。

そんな方には口呼吸防止テープを使うと良いでしょう。 専用のテープですので安心して使えますし、いびきの軽減にもなりますので有効に使いましょう。

注意点としまして子供や高齢者、身体の不自由な方は使用するにあたって気を付けるのはもちろんですが、鼻が詰まっている方は使用を控えるべきですし、まずは鼻詰まりを治すことが優先です。

耳鼻科のお医者さまの指示に従って治療をしましょう。

またこれらの用品も一生使うというのではなく必要に応じて使用して、鼻呼吸ができるようになったら止めるというのも1つの方法ではないでしょうか?

あくまでも日頃からの習慣を改善することが目的です。

必ず使わなければいけないものではありませんので、上手に使っていきましょう。

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