宿便を出して便秘で辛い毎日をスッキリ改善させたいと思いませんか?
そもそも宿便って何?
あなたは宿便って何かご存じですか?
「もちろん」と言われてしまいそうですが、私は何となくっていう感じに勝手な理解をしていました。
私の理解は大腸のヒダヒダにくっ付いていて排便の時にでない便の残りの事だとばっかり思っていました。
けれど違うみたいですね。
宿便の定義は長い間腸の中に留まっている便を指すようです。
これは滞留便と呼ばれています。
私と同じように思われた方もいらっしゃったかもしれませんね。
腸の内側の壁は代謝によって細胞が新しくなりますがその周期は3日しかかかりません。
肌の周期が28、心臓が22日、骨が90日ということを考えると、は3日に一度細胞が新しくなるのはずいぶんと短い周期です。
この短い周期の繰り返しをしていますので大腸のヒダヒダに便が「こびりつく」などというのは考えにくいとされています。
ですので宿便は小腸に溜まるのではないかとも言われています。
便は必ずしも食べた順番に排泄されるわけではありません。
先に食べても後に排泄される場合もありますし、排泄されないで腸の中に残るものが宿便となります。
宿便の及ぼす影響
腸内環境が悪化する
宿便によって悪玉菌がふえることによって腸内環境が悪くなります。
また宿便を放っておくと出でくる毒素が腸から吸収されて血液によって全身に運ばれるのです。
腸内環境の悪化は便秘をなおさらひどくしたりや逆に下痢を引き起こします。
その他にも宿便が溜まるとガスが発生してお腹が張ったり、臭いおならが出たりしますが、これは便が腐敗するためで肉類を食べたときは腐敗しやすいので匂いがきつくなります。
病気にかかる可能性
食べたものが長い間腸の中に宿便として残っていると、免疫力を弱くして病気にかかり易くしたり発がん性物質を作りますので、がんにかかるリスクが高くなります。
また、糖尿病、高血圧、心臓病、肝臓病、動脈硬化などの成人病にかかり易くなります。
その他にも頭痛やアレルギーなどを引き起こし、肌荒れ、体臭、口臭の原因にもなるんです。
宿便を出してスッキリする方法
私たちが食事をしてから便としては排泄でれるまでの時間は30時間~120時間といわれており腸の中ではとてもゆっくりとしたスピードで動いています。
でもこれは食べた物の種類や量、その方の体質によって差があります。
宿便そのものが長い間腸に溜まっていた便とのことですので、便秘の改善をするにはこの残留便を残さないようにすることがカギといえるのではないでしょうか?
しかし実際にはこの残留便があるために腸には何日も便が溜まってしまい、体に悪影響を及ぼしています。
では如何にして便を出し切ればよいか考えましょう。
食物繊維を含んだ食事を心がける
宿便を取って上げるために食物繊維が効果的です。
食物繊維は水溶性と不溶性の2種類がありますが、食物繊維をとれば何でも良いわけではありません。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維ばバランスよく水溶性食物繊維1:不溶性食物繊維2の割合でしっかり摂ってください。
そして食事の際には十分な水分を一緒に補給することが大切ですが、水分補給は食事の時だけではなく、いつも手の届くところに用意しておき、こまめに補給すると効果的ですので実践してみてください。
ご飯を玄米食に変えてみる
玄米は完全栄養食と言われるくらい栄養素が豊富に含まれています。
そして精米した白いお米より多くの食物繊維やミネラル、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどが含まれていますので、宿便だけでなく、老化を抑えたり美容にもよいアンチエージング効果が期待できます。
食べるときの注意点としては、白米に比べて消化があまりよくありません。
ですので、よく噛んで細かくして胃での負担を減らすと共に消化吸収を助けてあげましょう。
それとこれは最も重要なことですが、玄米には発芽毒が含まれていますので、煎るか長時間水に浸しておかなければいけません。
さすがに煎ってしまったらおいしくいただくことは難しそうなので、水に浸すのですが注意点として、常温の水で夏場12時間、冬場は24時間は浸しておきましょう。
夏場は臭いが出やすいので冷蔵庫などを利用すると良いかもしれません。
臭いがあったら水をとりかえた方が良いでしょう。
これは玄米が生きていないと発芽毒が抜けることはありませんし意味がありませんので、お米を購入するときは天日乾燥されたもの、無農薬の生きた玄米を選んでください。
オリーブオイルを毎日飲む
よくオリーブオイルは自然界の下剤と呼ばれています。
飲むのは必ずエキストラバージン・オリーブオイルと言われる、オリーブの果実を搾ってろ過しただけの化学処理を一切していないものを選んでください。
これを一日1回大さじ1杯~2杯を朝食と一緒に飲むとよいでしょう。
ただしオリーブオイルはカロリーが高いので量を摂りすぎないように気を付けてくださいね。
多く飲めば良いというわけではありません。
注意しなければならない方法
プチ断食は無理をしない
断食の効果は宿便排出の効果のほかに内臓を休ませる、毒物や老廃物を排出、余分な脂肪を捨てるなどがあります。
その反対に抵抗力がおちたり生理不順や冷え症になる可能性がある事を知っておいてください。
断食後の注意点としては、お腹がすいたからと言ってたくさんの量を食べたりしない事と、お粥などなるべく消化の良いものから食べてお腹を慣らす、この2点です。
また普段の食事に戻ったときも、気をゆるめてお腹いっぱい食べすぎることなく腹八分目にしておきましょう。
もし自分に合わなかったり、我慢できないなど無理があると思ったらやめておくことです。
腸内洗浄は注意が必要
あなたは定期的に腸内洗浄を続けますか? 続けられるかどうかではなく続ける考えがありますか?
もし続けるのであればリスクを知った上での事でしょうが、もう一度よく考えてみてください。
確かに腸内洗浄した際には宿便が取れてスッキリするかもしれませんが、大切な腸内細菌も一緒に出てしまいます。
本当に必要でないのであれば定期的に腸内洗浄をする考え方から、宿便を溜めないようにするにはどうしたら良いかを考えましょう。
宿便が溜まるのが改善されたような錯覚に陥り、これによって引き起こされるリスクに無関心になったり、肉体的に自然な排便そのものに影響を及ぼさないか注意すべきところです。