頻尿の原因が便秘にあるという。この関係を改善してスッキリしましょう!
頻尿の症状と原因
通常私たちが1日にトイレにいく回数は人それぞれ異なりますが、これが8回以上の場合を頻尿と言います。
頻尿になる原因は過活動膀胱(かかつどうぼうこう:尿が少し溜まっただけで尿意を感じる症状)であったり、前立腺肥大(ぜんりつせんひだい:尿道の近くにある前立腺が肥大する病気)の他にも残尿や多尿、妊娠などが考えられます。
残尿はおしっこの後、まだ膀胱の中に尿がある程度残っている状態です。
膀胱炎や尿道炎などになると残尿感が強くなる場合があります。
多尿は通常1日1~1.5リットル程度の尿の量が、3リットルを超える場合を言います。
この場合には糖尿病や尿崩症(にょうほうしょう:体内の水分が再吸収されずに尿として出てしまう)等の病気の可能性があります。
冷え性の方は寒さにも敏感に反応しやすいと言えるでしょう。
妊婦さんの場合、子宮が大きくなりますので膀胱を圧迫して頻尿になることがあります。
もちろん一度のたくさんの水分を摂ったときにたくさん出るのは当たり前ですから、あまり心配する必要はありません。
便秘で頻尿になる理由
実は便秘が原因で頻尿になってしまうことがあるんです。
それは便秘になると便やオナラのもとになるガスが溜まって腸が膨らみますが、この時に膀胱が圧迫されるのが原因です。
膨らんだ腸によって、常に押された状態の膀胱にはあまりたくさんの尿を溜めておくことができません。
ですから少し溜まっただけて尿意をもよおしてきますので、すぐトイレに行くようになります。
すると当然トイレに行く回数は増えてしまうわけです。
頻尿の改善方法
骨盤底筋体操(寝ておこなう方法)
① 仰向けに寝て脚を肩幅に開き膝を立て腕は体の横にそえます
② 尿道、肛門、膣を同時に力を入れて締めます ③ できる方はこの時おしりを上げましょう
③ この状態を5秒続けます
④ 力を抜いて5秒待ちます(この時おしりを下します) これを5回を1セットとして1日10セットを目標にしましょう。 最初は少ない回数から始めて、毎日続けましょう。
骨盤底筋体操(座っておこなう方法)
① イスに座って背筋をまっすぐにして前を見ます。
② 余計な力をいれないようにリラックスする。
③ 尿道、肛門と膣に力をいれますがお腹には力を入れてはいけません。
④ この状態を5秒続けます。
⑤ そして力を抜きます これを5回を1セットとして1日10セットを目標にしましょう。
便秘の改善が基本
便秘が関係している頻尿には、まず便秘の改善を第一に考えましょう。
そして便秘にならないように、いつもの生活習慣を正しく修正するのが大切です
正しくってどんなふうに?と思われるかもしれませんが、生活の乱れがあったりしませんか?
食事の時間や内容がバラバラ、睡眠時間が短く不規則、運動不足、水分が足りない等どれをとっても便秘にはよくありません。
たとえば食を考えた時に、食物繊維をしっかり摂ったり、身近な食材を見直すことも必要です。
他にもストレスを解消することは大切なことです。
本気で便秘を改善したいのでしたら、これらを見直すのが基本ですよね。
もう一度よく考えて、もし思い当たる点があったらすぐに直して、そして続けていくことが必要です。