便秘は蕁麻疹になる原因の1つだった!便秘解消で発症を防止できる?
蕁麻疹(じんましん)とは
蕁麻疹って聞いたことがあると思います。
皮膚が膨れてかゆくなる症状が、あらわれたり消えたりを繰り返したりする病気で、痛みを伴うこともあります。
この膨れは膨疹(ぼうしん)と呼ばれていて、あまり長く続くことはなく、ほとんどの場合数時間で消えるのが特徴です。
膨疹のあらわれ方はさまざまで、ニキビ位の大きさのものからミミズ腫れのようなもの、さらには数センチの大きさになるものなどがあります。
蕁麻疹はその症状が続く期間によって急性と慢性に分かれていて、1ケ月以内のものを急性、それ以上続くものを慢性と呼んでいます。
また食べ物や環境など発症する原因によって何種類にも分けられています。
蕁麻疹が起こるのはなぜ?
私たちがいつも皮膚と言っている表面は角層のことですが、この角層の下には血管があってマスト細胞と呼ばれる細胞がその周りにあります。
マスト細胞が何らかの刺激を受けるとヒスタミンという物質が出てきます。
すると毛細血管に作用して血管を拡張させ、血液の成分が外へ漏れ出すので膨れるのです。
このときに神経が刺激されるので痒みを感じるというわけです。
その発症するしくみはアレルギー性と非アレルギー性の2種類によるものがあります。
蕁麻疹が発症する原因はさまざまなものがあり、食べ物や薬であったりストレス、疲労、汗、感染症、さらには日光などの皮膚への刺激などです。
これらのことは私たちの生活そのものが深く関わりあっていると考えられます。
便秘との関わりはあるの?
便秘になると腸内環境が悪化しますが、これが蕁麻疹と関係していると言うのです。
腸内環境の悪化は有害物質を作り出しアレルギーやお肌のトラブルにつながりますので、便秘の改善は蕁麻疹の予防にも有効でしょう。
便秘がひどい方は宿便を出して便秘を解消しておきたいですね。
実際に便秘が原因で蕁麻疹が出た方もいるようですので気を付けてください。
その他にも便秘の原因の一つにストレスがあり、蕁麻疹の原因としても考えられているので、共通の原因として改善しておきたいですね。
今は便秘だけかもしれませんが、蕁麻疹や他の病気にかかる可能性がないとは言えません。
毎日の生活に注意することは腸内環境を良くするだけでなく、健康そのものを保つために必要になります。
蕁麻疹の治療方法
治療はアレルギーの症状を抑える働きのある抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤をのむ場合が多いです。
状況によっては注射や点滴をしたりする場合があります。
急性のものは数日~2週間程度で良くなることがほとんどです。
蕁麻疹の薬は徐々に量を減らしながら止めるのですが、お医者さまの指示に従って飲むようになります。
便秘の薬の場合もそうですが妊娠している方は注意が必要ですので、診察の際に必ず伝えてくださいね。
慢性の場合は長期間にわたって発症が繰り返されると、治療にかかる時間も長くなる傾向があります。
かゆみがひどかったり、炎症を起こしている場合にはステロイド剤を塗ることがあります。
もし蕁麻疹になってしまったら、なるべく刺激を与えないようにして、応急的に冷やすと良いでしょう。
ただしこの場合、体の冷えや冷たいものに触れることで発症する寒冷蕁麻疹の場合は逆効果になるので冷やしてはいけません。
いずれにしても、なるべく早く病院で診察を受けることをおすすめします。
予防方法について
かからないことが第一
大切なのは蕁麻疹にかからないことです。
その予防方法は私たちの生活そのものにあります。
注意しなければいけない点として、よく言われるのですがストレスを溜めないようにしましょう。
このストレスが皮膚を過敏に刺激するのではないかと考えられています。
激しい運動をしたりして体が疲れていたり、睡眠不足が続くのもよくありません、
体をゆっくり休めて免疫力を高めることは便秘改善にもつながります。
便秘に効果的な食べ物を積極的に取り入れてバランス良く食べるように心がけましょう。
- ストレスを溜めこまない
- 体の疲れを残さない
- 十分な睡眠をとる
- 食事はバランス良く
再発を防止する
蕁麻疹の再発を防ぐには、その原因が何かを知っていなければなりません。
あなたが何の原因で発症したかがわかれば、対策ができるのです。
それには発症したときの状況をはっきりさせておく必要があります。
- 食事で思い当たるものはないか?
- 病気や体調不良で薬を飲まなかったか?
- どんな環境の中にいたか?
- 何をしていたか?
- 心と体の状態はどうだったか?
これらのことを書き出して確認してみると、いつもとは違う何かがわかるはずです。
もうすでに原因がわかっている方は、その原因を取り除いてあげれば良いのですが、わからない場合には蕁麻疹にかからないための注意を守るようにしましょう。
また、きっかけをつくらないために、皮膚をこすったりするなどの刺激を与えないようにすることも大切です。