納豆の便秘の解消効果がすごい!秘められたパワーを検証する
納豆は昔から健康食品
納豆歴史はとても古いのですが、一般的に食べられるようになったのは江戸時代で納豆売りが登場したのもこの頃です。
ですがその豊富な栄養から、まだ一般的な食べ物でなかった戦国の時代に、すでに一部では大切な栄養源として食べられていました。
さらに整腸効果などの様々な薬効があるとされて古くから健康食品として食べられてきたのが納豆です。
昔は秋から冬にかけて食べられていたので、この時期になると納豆を食べることが多くなり病気にかかる人が減ることから「納豆どきの医者知らず」と言われていました。
これらのことからも納豆がいかに優れた食品であるかがわかります。
納豆に含まれる主な栄養
納豆には様々な栄養が含まれています。
その主な栄養の働きと効果について見てみましょう。
成分 | 役割と効果 |
タンパク質 | 内臓や筋肉、皮膚など体の組織形成、ヘモグロビンや酵素の生成に必要、免疫機能の維持 |
マグネシウム | 血糖値や血圧、体温の維持調整、たんぱく質の合成、酵素の働きやカルシウムの吸収を助ける、精神を安定させる、心臓病や動脈硬化の予防、便を柔らかくしてくれる |
カリウム | 心臓や筋肉の機能を調整する、細胞内液の浸透圧を維持、体の水分維持、余分な塩分を体の外に出して血圧を下げる、腎臓の老廃物を排出しやすくする |
鉄分 | 血液の中にある酸素を運ぶ働きをするヘモグロビンの材料となる、皮膚や爪などの一部になる、貧血を予防する、疲労を改善する |
ビタミンE | 抗酸化作用で有害な活性酸素の発生を抑える、成人病の予防、美肌効果、血行促進、アンチエージング効果 |
ビタミンB群 | 体の成長に必要で皮膚、髪など細胞の再生を助ける、タンパク質を分解する働きを助ける、興奮を抑える、生活習慣病の予防効果 |
イソフラボン | 女性ホルモンと同様に女性らしい体を作るなどの働きをする、 更年期障害の改善、骨粗しょう症やガンの予防、コレステロール低減、美肌効果 |
便秘を解消する効果
納豆はその豊富に含まれた成分からいろいろな効能があるとされています。
疲労回復効果、シミやソバカスを防ぐ美肌効果、心筋梗塞や脳梗塞などの予防、血液をサラサラにしてくれる、新陳代謝の向上、アンチエージングなど様々な効果が期待できるのです。
さらに免疫力を高める効果もあるとされていますので便秘にも良いのです。
では納豆に含まれる便秘の改善に良いとされる主な成分とは何でしょうか?
納豆菌
納豆と言えば納豆菌が思い浮かびますね。
納豆菌はとても強い菌で腸の中で長く生きていることができるため、善玉菌の動きを助けて腸内環境を整えてくれます。
そして善玉菌が活発に働くことによってぜん動運動も盛んになりますので効果的です。
食物繊維
食物繊維も多く含まれていますので便秘解消に良いと言えます。
それも不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がほぼ2:1のバランスで含まれているのです。
ですから理想的な割合で食物繊維を摂ることができます。
不足しがちな食物繊維を含んだ食品を積極的に食べるようにしましょう。
オリゴ糖
腸内の善玉菌のエサになるオリゴ糖を含んでいます。
善玉菌が増えることで腸内環境が良くなり便秘の改善には効果的でしょう。
オリゴ糖の効果についてはこちらをご覧ください。
効果的な食べ方
納豆菌は腸内細菌ではないため定期的に納豆を食べて補給してあげるのが良いでしょう。
こうすることで腸内環境をより良く状態を保つことができます。
また薬味を加えることでいっそうおいしくなりますし、納豆には含まれていない栄養を補う事ができます。
卵、ネギ、しそ、ごま、のり、オクラ、キムチそしてショウガや梅干し、アボカドといった様々なものがあげられますので試してみてください。
注意点
注意点としては食べ過ぎはよくありません。
納豆にはセレンという物質が含まれていてホルモンの活性化や代謝に必要なもので、活性酸素を取り除いたりガンの予防などに効果があるとされています。
ですが、いくら必要なものでもセレンの摂り過ぎは良くありませんから、食べる納豆の量は1日100g程度までを目安にしておきましょう。
1パック50g程度のものでしたら2パックといったところでしょうか。
何でもそうですが、たくさん食べればよいというわけではないことを忘れないでくださいね。