酵素でつらい便秘は解消はできるのか？その効果のほどは？

酵素ってご存知ですか？

聞いたことはあるけれど詳しく知らない方って結構多いのではないでしょうか。

そもそも酵素って何でしょう？

酵素にはたくさんの種類があり自然界には25,000種類以上もあると言われていて、登録されているものが4,000種類ほどあります。

体内で作り出される酵素は消化酵素と代謝酵素の２種類があります。

消化酵素が食事で摂った栄養素からエネルギーをつくり、代謝酵素がそのエネルギーを使って体のあらゆる働きをさせます。

心臓が動いて血液を循環させる、呼吸をして酸素を取り込む、食物を消化するなど私たちの生命にかかわる全ての働きを担っています。

酵素はそれぞれ仕事が決まっていて1種類の酵素は1つの仕事だけ行います。

例えば食べ物を消化する消化酵素にも色々な種類があり、それぞれ栄養素ごとに受け持ちが異なっていて他の消化酵素の仕事を手伝うことはありません。

つまり、1つ1つの酵素の働きは決まっていて、各酵素の連携で私たちの体が成り立っていると言えます。

それほどまでに大切な働きをする酵素は、私たちの生命維持になくてはならないものなのです。

 

酵素不足になった場合

酵素の量が不十分だったらどうなるでしょうか？

食事の時にたくさん食べたり激しい運動をして体に大きな負担をかける時には、大量の酵素が使われてしまいます。

ですから腹八分目の食事や適度な運動をすることが大切です。

心臓を動かしたり呼吸をするなどのすべての働きに酵素が関係していますので、たった1つの酵素がなくても病気になったり、時には命に関わる重大な問題が発生します。

普段あまり気にしていない方にも、これからは意識していきたいですね。

酵素は便秘改善に効果があるの？

 腸内細菌と酵素

腸内環境を整えて腸内細菌を増やしてあげることは重要です。

腸内細菌といっても、もちろん善玉菌のことですが、これを増やしてあげることで酵素がつくられます。

ですから善玉菌を増やしてくれるオリゴ糖を摂ったり、乳酸菌の豊富なぬか漬けを食べることは良い事なのです。

そして腸でつくられた酵素を活性化させることで有効に働くので健康につながります。

酵素が増えると腸の働きも良くなりますので、酵素と腸内細菌のお互いの効果で良好な腸内環境が保たれます。

ですから酵素は便秘の改善に効果があると言うことができるでしょう。

 酵素の摂り方

食物から摂る

食物から酵素を取り入れるには野菜、味噌や納豆などの発酵食品などを食べるのがよいでしょう。

これらの食品には食物酵素が含まれていますが、直接腸に届くわけではありません。

つまり消化酵素や代謝酵素の体内酵素は食物から摂れるわけではないのです。

ではどうして野菜などを食べるとよいのでしょうか？

それは口から入った食物が分解されて栄養素となり、体内酵素が活性化されるからです。

酵素を多く含んだ食品

種類	食物
果物	パイナップル、りんご、バナナ、キウイ、アボカド
野菜	大根、ニンジン、玉ねぎ、レタス、セロリ、ピーマン
その他	ヨーグルト、チーズ、納豆、ぬか漬け、キムチ、味噌

酵素ドリンクを飲む

酵素を増やす方法として酵素ドリンクを飲むことが上げられます。

それは毎日の食生活で生野菜や発酵食品を大量に食べることが、なかなか難しいからです。

ですがここで間違った理解をしないように注意していただきたいのは、生きた酵素が含まれているわけはありません。

ミネラルやビタミンなどの野菜のエキスや酵母菌が含まれていて、あくまでも腸の中の酵素を増やすお手伝いをしてくれるものと考えてください。

酵素ドリンクを選ぶときに気を付けてほしいのは保存料、着色量などの添加物が含まれていないものを選びましょう。

飲むタイミングとしては朝がおすすめです。