ぬか漬けを食べる。たったそれだけで便秘解消に効果がある!?

ぬか漬けの歴史

dc373d56b640b6990c4c40238f7a90d4_s漬け物の歴史はとても古く、大和朝廷時代と言いますから今から2000年も前にはすでにあったことになります。

漬け物と一言で言ってもいろいろの種類がありますが、すぐに思い浮かぶのはぬか漬けですね。

ぬか漬けは江戸時代からの漬け物で、北九州から全国に広まったものです。

ちょうどこの時から漬け物にぬかを使うようになりましたが、それまでは塩を使った漬物を作っていました。

当時ぬか漬けは床漬けなどと呼ばれていたようです。

その後、様々な種類の漬け物が作り出されて、現在に至っています。

 

ぬか漬けの便秘改善効果

14255f00219eb5e755fa63ca3c8c6b77_s便秘とぬか漬けについて考えてみましょう。

いったいぬか漬けの何が便秘の改善に効果的なのでしょうか?

それは乳酸菌です。

乳酸菌が便秘に良いというのはあなたもご存じのことだと思います。

ぬか漬けは発酵食品で乳酸菌が豊富に含まれていますので便秘の改善に効果が期待できるというわけです。

乳酸菌といえば動物性乳製品であるチーズやヨーグルトなどに含まれるものと、ぬか漬けや味噌などの植物性食品に含まれるものがあります。

この植物性食品に含まれる乳酸菌(一般的に植物性乳酸菌と呼ばれています)は過酷な環境の中でも生きていくことができる強い菌で、腸まで届いて善玉菌を増やしてくれるとされています。

もし生きたまま届かなくても善玉菌のエサとなってくれます。

ではなぜぬか漬けが乳酸菌の発酵に良いかというとそれは米糠(ぬか)を使うところにあります。

ぬかは精米(お米の殻を取った玄米の表面を削って白く仕上げる)の時にでるもので、栄養が豊富でいろいろな使い方ができます。

舐めてみると甘味を感じますが、このぬかが乳酸菌の発酵に適しているのです。

その利用方法の一つが漬け物であり他にも健康食品として食べたり料理にも使えますし、食べる以外にも洗顔石鹸、食器洗剤、入浴剤、肥料などと幅広くあります。

ぬか漬けの乳酸菌の効果をさらに強力にしてくれるものがあります。

それは私たちの身近にあり、食べる機会も多い納豆です。

実はこの納豆菌と乳酸菌を一緒に摂ることで、腸内環境の改善にはとても効果的とされます。

ごはんの時にぬか漬けと納豆の食べ合わせはパワーアップ間違いなしですね。

その他にも善玉菌を増やすと言えばオリゴ糖が有効です。

消化吸収されにくいので腸まで届いて善玉菌のエサになってくれるのです。

摂り過ぎないように適度に使って効果を高めてあげましょう。

漬け物ならなんでも同じ?

92568d075f2f075e77e6eb67076d9cbc_s漬け物の種類って本当に多いので驚きました。

ぬか漬けの他にも味噌漬け、塩漬け、麹(こうじ)漬け、しょう油漬け、酢漬け、からし漬け、みりん漬け、粕漬けなどなど。

あまり意識していませんでしたが、こんなにたくさんあったんですね。

味噌や麹なども発酵食品と言えそうですがどれも同じ効果があるでしょうか?

ぬか漬けは便秘に効果的と言われますが他の漬物の効果もさまざまなものがありそれぞれ特徴があります。

ではその違いはどうか見てみましょう。

漬け物の種類期待される効果
味噌漬け味噌に含まれる食物繊維や乳酸菌、ミネラル(銅、マンガン、亜鉛、ナトリウム、鉄)が便秘の改善や生活習慣病の予防
塩漬け浅漬けは発酵しないが時間の経過とともに酸味が出て乳酸発酵が起こることによって便秘の改善効果
粕漬け酒粕はコレステロール値や血圧を下げて生活習慣病を予防、便秘改善効果、美白・美肌効果
酢漬け酢に含まれる有機酸やアミノ酸が生活習慣病の予防、ホルモンの生成を助ける、カルシウムの吸収を上げる、殺菌効果、疲労回復、ストレス解消効果、合成酢ではなく醸造酢が効果が期待できる

 

まとめ

e938fc3652d43805ddb029d0b4b499b1_s一言で漬け物といってもとても奥が深いのです。

いつも食卓にあっても普通に食べていますが、一度見直してみてください。

あなたにとってより良い食べ方があるはずです。

いろいろな漬け物があってもすべてが便秘に効果的とは言えないようで、漬け床となる材料によって期待できる効果も異なります。

それぞれ長所がありますので、その特徴を良く知り上手に取り入れることが大切ですし、何よりもおいしくいただきたいですよね。

漬け物に限らず、身近にある食べ物が便秘改善に効果的なことはたくさんあります。

いくら良いものでもそればか食べることはマイナスの効果につながりかねません。

ですからバランスの良い食生活を続けることは、必ず良い結果につながります。

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