便秘の解消に身近にあるバナナが効果的なので上手に食べましょう

私たちの食生活とバナナ

1adebdaead9604359b6746d38ed10fb0_sバナナの歴史はとても古く、紀元前にまでさかのぼります。

日本に初めて入ってきたのは明治時代で1903年のことです。

その後、台湾からの輸入が始まり、南米やフィリピンからも輸入されるようになりました。

今では安く買えるようになりましたが、高価であった時代には普段はなかなか食べられない果物でした。

バナナのもつ効果が認められるようになって、より身近な果物として食べられて活躍しています。

現在ではプロのスポーツ選手を始め、多くの方がバナナの効果を知って上手に食べるようになりました。

 

バナナの便秘改善効果

e0f01ddeebabd5ad211665c6faebca2e_sバナナには食物繊維が含まれているので、便秘の解消に役立つと言えるでしょう。

食物繊維は他の果物にもたくさん含まれていますが、バナナの効果はそれだけではありません。

レジスタントスターチという消化されにくい「でんぷん質」がふくまれていて、食物繊維と似た働きをしてくれます。

これは消化されないまま大腸に届くことで、悪玉菌が増えるのを抑える働きがあるとされています。

さらに、マグネシウムやカリウムも含まれています。

マグネシウムのもつ便を柔らかくする効果とカリウムのもつ腸の動きを良くする効果で排便しやすくなります。

また、バナナの甘味成分として果糖やブドウ糖の他にもオリゴ糖があります。

このオリゴ糖はフラクトオリゴ糖というもので、腸の中で善玉菌のエサとなって増やしてくれるので、腸内環境の改善で便秘改善に一役買っています。

バナナの長所と短所

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長所

エネルギーになるのがとても早いという長所があります。

ですから、食事の時間がない時や食事の間のエネルギー補給にはぴったりの果物です。

良く熟したバナナは消化にもあまり時間が掛からないので、胃腸への負担も小さいのです。

また、セロトニンとドーパミンという2つの神経伝達物質が含まれています。

セロトニンは感情をコントロールしてイライラやうつ症状を改善して精神を安定させます。

一方のドーパミンは集中力や注意力、やる気の向上に力を発揮します。

その他の効果としてビタミンB、ビタミンC、β-カロテンのもつ美肌効果やアンチエージング効果があります。

さらにむくみ解消や高血圧を予防する効果もあるとされています。

短所

残念な点はバナナは体を冷やす食べ物になるのです。

ですから焼きバナナにしたり電子レンジで温めて、温かい状態で食べるのが良いと思います。

そうすれば体を冷やす心配をしなくてすみますね。

短所が少ないバナナですが、その他に強いてあげれば傷みやすいので長期保存ができないことでしょうか。

 

効果的なバナナの食べ方

731e51be8da68fd5838cf2c7521b0b08_s柔らかいといってもしっかりと噛んで食べるようにしましょう。

噛むことで胃腸にかかる負担も少なくなります。

またイチゴやりんごといった他の果物とヨーグルトやハチミツを加えても良いでしょう。

バナナだけでなく他の食べ物が持っている便秘を改善する効果を有効に使うことで、さらなる効果が期待できます。

この方が味にも変化が出て、飽きないですからね。

冷え性の方はホットバナナにすることで体の冷え対策をしておくと良いでしょう。

作り方は簡単で、皮をむいたバナナを600wの電子レンジで30秒~40秒温めるだけです。

フライパンで作る場合は輪切りにスライスしたバナナを1分ほど焼くだけです。

オリーブオイルを少量かけてと一緒に食べると、オレイン酸が腸の動きを活発にする働きがありますし、便の潤滑も良くなります。

でもカロリーが高いですからくれぐれも少しにしてくださいね。

 

バナナ選びのポイント

b16c322376002ad3650f75bd455815cc_sあなたはどんなバナナを選んでいますか?

好みの問題もあると思いますが、私は良く熟したバナナが好きなので、ついつい黄色い物を選んでしまいます。

ですが、便秘に効果的なバナナは青いもの、あまり熟していないものです。

それは悪玉菌が増えるのを抑えてくれるレジスタントスターチが、青いバナナに多く含まれているからです。

また、バナナは熟し始めたら完熟するのが早いですから、一度にたくさん買わないようにしましょう。

ただ、よく熟したものは免疫力を上げるのには効果的とされていますので、食べる目的によって選べばよいでしょう。

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