便秘解消に豆乳が効くって本当?ウソ?効果的な豆乳の選び方
豆乳の歴史について
豆乳ってとても歴史のある飲み物だったので、びっくりしました。
なんと鎌倉時代にはすでに飲まれていたようです。
ですが、今でこそ飲みやすくなっていますが、当時の豆乳を想像しますと青臭くて飲みにくかったかもしれませんね。
それでも飲まれていたのは当時の人たちが豊富な栄養が体に良いことを知っていたとも考えられます。
それが多くの人に飲まれるようになったのは、1970年代になって豆乳が発売されたのがきっかけですが、この時は長く続きませんでした。
その後1983年頃には、ガン予防や高血圧に良いなどの効果が注目されてブームとなりましたが、これが第1次ブームです。
さらに2005年頃には味を改良して飲みやすくなったものが発売されて第2次ブームが起こります。
そして第3次ブームを迎えるのですが、現在ではたくさんの製品がありコーヒーや紅茶、フルーツ味などが販売されました。
豆乳の種類
現在販売されている豆乳飲料は豊富にあり、どれを買おうか迷ってしまうくらいですが色々な味が楽しめるようになりました。
豆乳は大きく3種類に分けることができますが、これはJAS(日本農林規格)といわれるもので決められています。
それぞれ成分や添加物、味が違いますので好みや目的で選べばよいと思います。
成分無調整豆乳
大豆固形分といって、水分を除いた大豆の成分が8%以上含まれています。
大豆たんぱく質が3.8%以上のもので、もちろん添加物は入っていません。
原料が大豆と水のみで作られていますので、当然ですが濃くて本来の豆乳の味がこれです
調整豆乳
大豆固形分が6%以上含まれていて大豆たんぱく質が3.0%以上のものです。
こちらは味が甘くなっていたりして飲みやすくなっていますので成分無調整豆乳よりはサラッとした感じです。
豆乳飲料
豆乳飲料はさらに果汁入りのものとその他の2種類に分かれます。
果汁入りのものは大豆固形分が2%以上で大豆たんぱく質が0.9%以上と決まっており、その他のものが大豆固形分が4%以上で大豆たんぱく質が1.8%以上とされています。
とても多くの種類が販売されていて、こんなにたくさんあるのかと驚いてしまいます。
便秘に良い豆乳ってどれ?
豆乳の成分というとたんぱく質やイソフラボン、レシチン、大豆サポニンなとあげられます。
便秘の改善に効果が期待される成分はイソフラボンがあげられます。
ですが、たくさん摂れば良いというわけではありませんので、コップ1杯(200cc)くらい飲めば十分なのです。
ではどれが良いかとなるのですが、成分無調整豆乳が一番多くのイソフラボンを含んでいます。
次に調整豆乳、そして豆乳飲料の順になりますのでおすすめは成分無調整豆乳です。
成分無調整豆乳が苦手な方はバナナなどの便秘に良い果物をミキサーにかけて混ぜたり、ハチミツやヨーグルトを混ぜてみたらいかがでしょうか?
飲み易くなりますので試してみてしください。
豆乳にはマグネシウムやオリゴ糖も含まれていて、便を柔らかくしてくれたり善玉菌を増やす働きをしてくれますので便秘の解消に役立つ飲み物ということができるでしょう。
便秘以外の効果として、豆乳に含まれるペプチドが血圧の上昇を抑えるとされており、高血圧の予防にも良いと言えます。
レシチンはコレステロールを下げ、サポニンは活性酸素の働きを抑えるので、動脈硬化などの生活習慣病の予防効果が期待できます。
くれぐれも気を付けてほしいのは、いくら便秘に良くても飲みすぎはダメという事、そして効果には個人差があるということです。